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薬局経営 薬剤師 薬局経営者 2025.04.07 公開

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オンライン服薬指導システムとは?薬剤師が比較ポイントを解説!

オンライン服薬指導システムを検討している薬剤師の中には「オンライン服薬指導システムにそもそもどんな機能があるのかわからない」、また「メーカーごとの特長や機能の違いを知りたい」といった方がいるのではないでしょうか。また、オンライン服薬指導自体のメリットや運用フローについてもっと情報が欲しいという方もいるかもしれません。本記事では、オンライン服薬指導システムの概要や運用フロー、基本性能やシステムを選ぶ際の比較ポイントを解説します。施設に合ったシステムを選ぶことで、今より効果的なオンライン服薬指導の一助になれば幸いです。

※本内容は公開日時点の情報です

#機器選定ポイント #セキュリティリスク #医療政策

目次

オンライン服薬指導システムとは?

オンライン服薬指導システムとは?薬剤師が比較ポイントを解説!

オンライン服薬指導システムとは、処方箋の受付や服薬指導、お支払いなどをオンラインで完結できるシステムです。

本システムは、患者さん・薬剤師双方の利便性を向上することで移動時間や待ち時間などの無駄な時間を削減します。

また、薬剤師が患者さんに向き合う時間を増やし、ビデオ通話等によって患者さんのプライバシーを守って落ち着いて服薬指導ができるため、対人業務の質の向上が期待できます。

さらに、仕事で忙しい方も自宅近くの薬局まで行かずに、休み時間に服薬指導が受けやすくなるなど、集患効果も見込めます。

対面式の服薬指導時に発生していた待ち時間も短縮し、患者満足度の向上につながるため、診療の継続率や薬局のかかりつけ化にも貢献する可能性があります。

2024年6月に施行された調剤報酬改定では、連携強化加算が2点から5点にアップし、「施設要件としてオンライン服薬指導の体制整備」が追加されました。※

このような背景から、今後もオンライン服薬指導の体制を整備し、準備を進める薬局の増加が予想されます。

オンライン服薬指導システムの運用フロー

オンライン服薬指導システムの運用フローは以下の4つです。大まかな運用の流れを知りたい方は参考にしてみてください。

  • オンライン診療後:薬局に対して処方箋の画像データが送付されたら、患者さんと服薬指導日を調整し、予約を確定させる。
  • オンライン服薬指導実施:ビデオ通話等で患者さんの状態を確認しながら服薬指導を行う。
  • オンライン決済:服薬指導が終わったら、患者さんにオンライン決済にてお支払いいただく。
  • お薬の発送:患者さんの自宅などへ薬を配送、もしくは薬局にてお渡しする。

上記の通り、オンライン服薬指導システムを利用すると処方箋の受付や服薬指導、お支払いをすべて薬局外でも対応できます。

薬局では調剤後のお薬をお渡ししたり配送したりするだけで済むため、薬局内の混雑緩和や患者さんのプライバシー保護の徹底、薬剤師の業務効率向上につながります。

これにより、薬剤師の働き方改革にも貢献することが可能です。また、患者さんの待ち時間や移動時間が削減され、手間なくスムーズに服薬指導を受けられるため、患者満足度向上にもつながるでしょう。

オンライン服薬指導システムの基本機能

オンライン服薬指導システムの主な基本機能は以下の通りです。

予約管理機能

患者さんからの予約を受け付けたあとは、ビデオ通話の日時を設定するためのメッセージやビデオ通話のURLを送信できます。

電話でやり取りする必要がないため、患者さん・薬剤師の双方にとって負担が少なくなります。

ビデオ通話機能

オンライン上でビデオ通話ができるため、薬局での服薬指導と同様に患者さんの表情を確認しながらスムーズなコミュニケーションが可能です。

また、顔を見ながら会話ができるため、患者さんも安心して服薬指導を受けられます。

決済機能

システム上で患者さんのクレジットカードが登録されていれば、オンライン上で会計が完了します。

患者さんが現金を持ち合わせていなくても決済が完了するため、薬局側における未収金リスクの低減が可能です。

付加機能

上記以外にも、システムによっては患者さん・薬剤師双方にメリットのある以下3つの機能があります。

  • 処方箋送信機能:処方箋を画像データで簡単に送付できる
  • オンライン問診機能:患者さんは問診をオンライン上で回答、薬剤師はその内容を事前に確認できる
  • 服薬フォローアップ機能:調剤時に限らず、継続的な服薬指導につながる

患者さんの問診を先に行うことで、薬剤師は患者情報を服薬指導前に把握できるため、服薬指導の質の向上につながります。

オンライン服薬指導システムの比較ポイント

オンライン服薬指導システムを導入する際は、以下の比較ポイントに沿って検討しましょう。

他システムとの連携

現在お使いのレセプトコンピューターや薬歴システムを変えることなく、オンライン服薬指導システムを導入できるか確認しましょう。

他システムとの親和性が高いメーカーのオンライン服薬指導システムであればスムーズに連携がしやすく、また薬局内の業務も効率化できます。

マルチデバイス、ブラウザでの使用

専用デバイス、システムが不要なオンライン服薬指導システムであれば、薬局にあるデバイスやブラウザで利用することも可能です。

新たにデバイスを準備したり、システムをセットアップしたりする必要がなくなるため、スムーズに利用できます。また、大きな設備投資が必要ないため、コスト面での負担を軽減できます。

セキュリティ

オンライン服薬指導システムでは、患者さんの個人情報(氏名・住所・これまで服用してきた薬・病名・症状など)を扱います。

セキュリティ対策が徹底していないシステムの場合、情報漏洩のリスクが高まり、デメリットになります。

オンライン服薬指導システムを選ぶ際は、「3省2ガイドライン(厚生労働省・経済産業省・総務省によって制定されたセキュリティ指針)」に準拠したものを選びましょう。

有料機能

オンライン服薬指導システムによっては、通常の月額費用以外に発生する有料機能を有するものもあります。

薬局によっては、運用上不要な機能であるにもかかわらず、余計な費用を支払わなければならないケースもあります。

オンライン服薬指導システムを検討する際に重要なのは、「薬局の運用に合った機能を過不足なく有するシステム」を導入することです。

「機能が多ければ良い」と思わず、施設に必要な機能を搭載したシステムを選ぶように心がけましょう。

ウィーメックスのオンライン服薬指導システムとは

ウィーメックスのオンライン服薬指導システムは、患者さん・薬剤師双方のメリットを追求したシステムです。

また、現在お使いのシステムとの連携も可能であるため、スムーズに業務を進行できます。

医療現場を熟知したウィーメックスだからこそ、必要十分な機能に絞り、コスト面・運用面ともに導入しやすいオンライン服薬指導システムを構築しています。

薬局側ではブラウザで使用可能であり、一目でわかる使いやすいオンライン服薬指導システムの詳細は、こちらからご覧ください。

オンライン服薬指導で地域から選ばれる薬局に

このように、オンライン服薬指導は患者さん、薬剤師双方にさまざまなメリットがあります。より質の高い服薬指導を実現したい方は、ぜひオンライン服薬指導の導入を検討してみてください。

※出典:令和6年度診療報酬改定の概要【調剤】(令和6年3月5日版)(厚生労働省)
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