自動精算機の導入でクリニック・薬局の業務効率化
スーパーやコンビニ、ホテルなど、至るところで続々と自動精算機の導入が進められています。衛生面、効率面においても効果を発揮する自動精算機。今回は、クリニックや薬局などの医療現場で取り入れるメリットについて解説します。
医療現場でも求められるキャッシュレス決済
近年、クレジットカードなどを用いたキャッシュレス決済を利用する方が増加しています。経済産業省の報告によると、日本の2019年のキャッシュレス決済比率は26.8%であり、前年比2.7%増と増加の一途をたどっています。一方、厚生労働省による医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査では、カード(クレジットカード・デビットカード)を利用した決済システムを導入済みのクリニックは、2019年時点で16.5%にとどまっていると報告されています。
レジでの人との接触機会を最小限にする観点からキャッシュレスの導入は重要といわれており、今後、クリニックや薬局でも導入のニーズが高まることが想定されます。このようなキャッシュレス決済を導入するにあたって有効なのが自動精算機です。クリニックや薬局などの医療現場で自動精算機を導入するメリットを考えてみましょう。
クリニックや薬局で導入するメリット
事務スタッフにとっては、患者さん自身が会計の入出金作業を行うので、会計業務の省力化になります。釣銭の渡し間違いや遺失金がなくなり、毎日の現金を数える作業が軽減されます。ほかにも、自動精算機を設置することで患者導線をつくりだすことができ、会計カウンター前の混雑が解消されます。経営者にとっても、現金の誤差がなくなることや現金売り上げがすぐにわかるようになるなどの良い点があります。
患者さんに落ち着いて作業を行ってもらうためには、わかりやすい画面構成や、クリニック・薬局に合ったアナウンスができるシステムを選ぶとよいでしょう。また、明細書や領収書などの印刷物やカードの取り忘れの対策はできているか?プライバシーを配慮した設置や画面レイアウトになっているか?なども重要なポイントです。
精算機と合わせて導入したい「再来受付システム」
自動精算機だけでの導入でも良いことがたくさんありますが、合わせて再来受付システムの導入をすることで、クリニックにおいて更なる効率化が図れます。再来受付システムとは、診察券を利用することで患者さん自身が受付をできる機械のことをいいます。基本的な機能として、診察券を受付システムに挿入することで患者さんの特定ができ、受付内容を自動照合したのち、受付番号が記された受付表が機械より出力されます。番号案内表示用のモニターとの連携をしている場合は、患者さんの呼び出しも可能となります。
この再来受付システム導入では、受付番号の発番や発券ができること以外にもメリットがあります。保険証やマイナンバーカードを提示するよう機械で自動的にアナウンスが行えることで、人的作業がなくなり患者対応の強化へ向けたスタッフの再配置ができるようになります。場所をとるのでは?と思いがちですが、卓上に置けるもの、自立型などクリニックに合った選択ができます。
自動精算機や再来受付システムをより活用するためには、レセプトコンピューターと合わせた検討が重要です。ぜひ一度、メディコムのデモンストレーションにてご相談ください。
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