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クリニック開業 医師 事務長 2025.01.17 公開

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「医師として自分らしく」泌尿器科医が開業を決意したわけ

大阪府の北部、阪急電鉄の千里山駅のすぐ近くにあるメディカルビルにある「おはな泌尿器クリニック」。泌尿器科医として数多くの手術実績を積みつつ、複数の基幹病院・中核病院で勤務してきた花井禎先生が、2024年3月に開業したクリニックです。手術を生業としてキャリアを積んできた花井先生が、50歳を超えて開業に舵を切った経緯、動機を伺いました。

※本内容は公開日時点の情報です

#開業検討 #機器選定ポイント

目次

医療機関様概要

おはな泌尿器クリニック様

おはな泌尿器クリニック

住所:大阪府吹田市千里山東2-27-10 千里山医療ビル3F
開業年月:2024年3月
診療科目:泌尿器科
従業員数:医師2名、看護師3名、事務スタッフ5名
Webサイト:https://ohana-uro.com/

自分の性格に合うと感じた外科医

「医師として自分らしく」泌尿器科医が開業を決意したわけ

病理学の医師だったという父親の影響を受け、医師という職を選んだ花井禎先生。近畿大学医学部に入学後、臨床実習に取り組む中で泌尿器外科を専攻しました。

「各種の実習を経験する中で、性格的に外科系が無性に合うなと感じたのがその理由です」(花井先生)

2005年には、当時、先進的な外科治療に取り組んでいたという東海大学医学部泌尿器科に国内留学という形で研鑽に励みました。2007年には近畿大学医学部泌尿器科の医局に戻り、附属病院で泌尿器科の様々な外科手術の追究に務めていました。その後、2011年以降は医局派遣で東海地方、大阪府内の地域中核病院で医長、部長といった要職を務めてきました。

「病院で手術を生業として続けること、患者さんと直に向き合う外来を中心とした診療のどちらも魅力的だと思っていましたが、病院勤務だと、どうしても手術や学術活動、病院運営会議などの業務で忙しく、患者さんと向き合う時間配分が少ないことにストレスを感じていました。もっと患者さんと膝を突き合わせて話がしたい。いろいろと考える中で、医師として自分らしく生きていくためには、開業という新たな道へ舵を切るべきだという考えに至ったんです」(花井先生)。

医学生時代から外科系に関心を持ち研鑽を積んできた花井先生ですが、100床未満の病院でも勤務経験があり、もともと患者さんと接することにも喜びを感じていたそうです。

「特にお年寄りの方と様々な会話をすることが好きですね」とし、患者さんとのコミュニケーションで気づくことも多々あり、キャリアとして開業に躊躇する気持ちはありませんでした。

「納得、安心、スピーディー」がキーワード

2024年3月1日に開業したおはな泌尿器クリニック。ホームページのトップには「納得、安心、スピーディー」というキーワードを掲げ、「納得しながらスピーディーに目的に到達する」ことを診療のモットーとしています。

その意図するところは、(1)なるべく早く、適切に原因を見つけ出し、(2)わかりやすく説明したうえで、(3)困ったことや不安なことを解決(治療)していくことと説明しています。この3つのステップにおいては、検査や治療の手段は一つとは限らず、人それぞれに最良の方法があることを理解してもらい、患者さんと相談しながら最適な選択肢を提示していくことを重視しています。

同クリニックの診療内容は、泌尿器にかかわる女性特有の疾患や男性特有の疾患、腎盂腎炎・膀胱炎などの感染症、泌尿器がんなど。尿失禁の日帰り手術にも対応しています。排尿にかかわる症状を訴える患者さんをはじめ、尿路結石、性感染症など様々で、年齢層も幅広く集患できています。

同クリニックの特徴としては、第一に女性の泌尿器科専門医が在籍しているため、女性患者への配慮が行き届くこと。院長の奥様が毎週土曜日に外来を担当しています。また、尿失禁などをもたらす衰えた骨盤底筋群を鍛える高密度焦点式電磁機器である「エムセラ」を導入し、自由診療で治療できることを挙げています。

「他の泌尿器科クリニックとの差別化として導入しました。40代から高齢者までの女性が対象になりますが、来院者の意識や料金設定により、一定の需要はあると見ています」(花井先生)。

おはな泌尿器クリニックは、近い将来に奥様も常勤となり2人医師体制になる予定。勤務していた病院と遠く離れた場所に開業しただけに、花井先生はさらなる集患に務めていくとしています。

「この地域で泌尿器科を受診するなら当院で、と認識していただけるよう励んでいきたいですね」(花井先生)

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