渡航する患者さんへの服薬指導はどうすべきか
渡航する患者さんや英語の服薬指導を希望される方が突然来局したとき、薬局ではどのような対応ができるでしょうか?今回は、渡航時に注意する点や英語の服薬指導に向けた対策についてお伝えします。
海外との距離が近くなっている
インターネット技術の急激な進歩により、近年、グローバル化はますます勢いを増しています。グローバル化によって生産性向上や技術・文化の発展など、様々な恩恵を受けている日本企業も多くあります。そのため、海外拠点の増加や海外市場をターゲットにしたビジネスも増加し、渡航される方も増えています。
誰でも簡単に知りたい情報を集めることができるようになったことでハードルが下がり、ビジネス以外にも海外旅行や移住をする方も増えています。このような時代の変化にともない薬剤師も対策が必要です。海外にいく場合に気を付けるポイントについて把握しておくことで、患者サービスの向上を目指しましょう。
渡航先の事前リサーチが必要
渡航先の国々によっては制限や申請が必要な場合があるため、事前のリサーチが必須です。日本では服用できても、持ち込み禁止の成分や持ち込める分量に上限のある場合があります。また、渡航先によっては医師の診断書などの特定の文書の提示が求められる場合もあります。各国の制度について厚生労働省のホームページに掲載されていますが、旅行会社を経由して行く場合には最新の情報を担当者に確認してもらうのが安心でしょう。
規定がない国へ渡航する場合においても、どのような医薬品を服用しているのか、どのような病気や症状により服用の必要があるのかについて説明ができる書類を持っていくことが推奨されています。
英語の書類が欲しいと言われたら?
海外へ行く患者さんに英語の書類を依頼された場合は、どのように対応したらよいでしょうか。英語でいちから説明文を書くとなると、かなりの時間や労力を要します。対策としては、英語の勉強を習慣化しておくことや手軽に使用できる翻訳サイトを利用して文書の雛形を作成しておくのもひとつの手段です。インターネットでは英語版くすりのしおりを提供しているサイトもあります。
メディコムのPharnesシリーズでは電子薬歴、レセプトコンピュータに英語版くすりのしおりが標準搭載されています。そのため、インターネット検索を立ち上げたり、薬剤名で検索する手間が不要です。処方入力~文書発行の一連の流れで英語版くすりのしおりや薬剤情報提供文書を参照、印刷することが可能です。データベースの更新は毎月行っているので、英語の服薬指導を希望される患者さんが急に来局した際の服薬指導にも安心して活用いただけます。
海外に行く方を応援できる薬局であるために、薬局もグローバル化に対応していく必要があります。突然の来局も安心して対応できるよう薬局に合った準備をしていきましょう。電子薬歴やレセプトコンピュータから英語の文書印刷をしたい方は、ぜひ一度、メディコムのデモンストレーションをご予約ください。
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