介護に役立つ、薬剤情報提供書の「変更点の明確化」とは
家族やヘルパーなどの介護者にとって役に立つ、薬剤情報提供書の在り方について考えたことはありますか?介護者の目線でつくられた対面型薬剤情報システム「DrugstarLead」の機能を踏まえて、ご紹介します。
介護が必要になる原因は「認知症」
日本における総人口が減少するなか、2020年には高齢者の人口が3,500万人を超え、総人口の約30%を占めています。若々しく現役で働かれている元気な高齢者がいる一方、介護が必要な高齢者の数も増加しているのも事実です。内閣府の高齢社会白書によると、介護保険制度における要介護、または要支援の認定を受けた人は2017年度末で628.2万人とされており、約10年間で170万人以上が増加しています。この介護が必要になった主な原因について「認知症」が18.7%と最も多いと報告されています。
また、認知症患者数については、今後も世界全体で、毎年約1,000万人が認知症を新たに発症していく見込みであるといわれています。このような社会の変化に合わせて薬局の役割を考えてみましょう。
“服薬する場面”を考える
認知症の患者さんの服薬を手伝ったことがあるヘルパーのなかで、困った経験として一番多いのは、「薬の管理ができていない」という結果であったという調査があります。服薬タイミングの管理については、服薬カレンダーの活用や、家族が確認の連絡をするなど、様々な工夫や対策がとられています。薬の服用時点の確認は、薬袋や薬剤情報提供書にて行えますが、薬の変更についての情報は知ることができません。薬が変わったみたいだけど、今までの薬は飲み切るべき?飲まないで新しい薬に切り替える?そもそもどの薬が変わったの…?患者さんに聞いてもわからない…。実際の服薬する場面では、このようなことが起こっています。
後でもわかる=家族もわかる
患者さんにメモを取ってもらって、正しく伝えたはずなのに、次に来局されたときに聞くと覚えていない様子。このような時に活用してほしいのが、「変更点薬情」です。一般的な薬剤情報提供書や薬袋には、今回の処方情報しか記載していません。そのため、前回からの変更の説明が難しいと感じることはありませんか?
メディコムが提供する対面型薬剤情報システム「DrugstarLead」の「変更点薬情」では、前回処方を左、今回処方を右に示した帳票の印刷ができます。変更のある薬剤を写真つきの帳票で患者さんに説明することが可能になります。そのため、その場での理解が深まり、家に帰ってからも「変更点薬情」を見ることで服用方法がわかります。また、「変更点薬情」を見るだけで、家族やヘルパーなど服薬指導の場に同席していなかった方にも理解してもらえるため、介護者にとっても安心できる服薬指導が提供できます。
高齢者の割合が増加する社会において、患者さんにとって、介護者にとって役立つ「変更点薬情」を導入してみませんか?ぜひ一度、メディコムのデモンストレーションをご予約ください。
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