《ここがポイント!》
- 厚労省とデジタル庁が公開した「ダッシュボード」によると、8月25日時点での電子処方箋導入率は全国で14.1%。施設別では薬局が43.3%と最も高く、病院1.9%、医科診療所4.2%、歯科診療所0.2%と低迷。
- 都道府県別では石川県が24.4%でトップ、大分県が6.6%で最下位。政府は2025年3月までにオンライン資格確認システム導入済み施設の「おおむね全て」への普及を目指し、早期対応を呼びかけている。
~電子処方箋の導入状況に関するダッシュボード(9/6)《厚生労働省、デジタル庁》~
厚生労働省によると、全国の医療機関や薬局による電子処方箋の導入率が8月25日時点で、14.1%にとどまった。施設の種類別では、病院1.9%、医科診療所4.2%、歯科診療所0.2%、薬局43.3%だった。政府は、オンライン資格確認のシステムを導入済みの医療機関や薬局のおおむね全てに、2025年3月までに電子処方箋を導入させたい考えで、早期対応を呼び掛けている。
電子処方箋の導入率は、オンライン資格確認システムを導入済みの医療機関や薬局のうち、電子処方箋にも対応している割合。
施設の種類別や地域ごとの普及状況を「見える化」するため、厚労省とデジタル庁が共同で開発した「ダッシュボード」によると、電子処方箋に対応できる医療機関や薬局は8月25日時点で、全国に計2万9,696施設ある。導入率は14.1%となった。
すべての施設における都道府県別の導入率トップ5は、石川24.4%、岩手21.6%、青森19.8%、富山18.2%、岡山18.1%。これに対し、大分では6.6%と10%を割り込んでいる。
病院の導入率を都道府県別に見ると、最高は岩手の22.5%。これに対し、新潟・福井・滋賀・奈良・和歌山・鳥取・香川・愛媛の8県は0.0%だった。一方、薬局の導入率トップ5は石川69.4%、岡山61.5%、岩手57.4%、青森54.3%、愛媛53.4%だった。
※以下、「電子処方箋の導入状況に関するダッシュボード」の情報は更新されますので、ご了承のうえご参照ください。
電子処方箋の導入状況に関するダッシュボードはこちら
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