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電子カルテ 医師 事務長 2022.11.29 公開

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【2022年最新版】電子カルテメーカーのおすすめ15選(クリニック向け)

国内で販売されている電子カルテ(クリニック)は、2010年の「医療分野のクラウド解禁」を境に増加傾向にあります。数多ある電子カルテメーカーの中から自院に適した電子カルテを選ぶのは至難の業といえるでしょう。そこで、選定に係る比較軸を明らかにし、売れ筋15社の特徴をご紹介します。

※本内容は公開日時点の情報です

#機器選定ポイント #業務効率化 #紙カルテの電子化 #システム入替

目次

電子カルテを導入するメリット

まず、クリニックが電子カルテを導入するメリットから考えてみましょう。電子カルテの本質的目的は、カルテとレセプトの一致にあります。それは、実際の診療行為を正しくレセプトに反映することにほかなりません。受付、診察、そしてレセプト請求の流れが効率化されることがメリットとなります。

電子カルテの最大のメリットは、「カルテを回す」という行為がなくなることです。端末があればどの場所からでも瞬時にアクセスでき、スタッフ間の情報共有が簡単に行えることです。

カルテの保管場所が必要ないことも電子カルテのメリットでしょう。カルテは基本、最低5年間の保存義務があります。しかしながら、完了(治癒)から5年なので、実際にはそれ以上管理する必要があり、なかなか廃棄することが難しく、カルテの冊数は患者の増加と共に増え、厚さも増大していきます。このカルテの保管問題から解放されるのも電子カルテのメリットの一つです。

電子カルテ導入のメリットの詳細はこちら

紙カルテから電子カルテに移行する際の注意点

既存のクリニックにおいては、電子カルテの導入にあたり、紙カルテから電子カルテへの移行という問題を考えなければなりません。移行するにあたり、まずは紙カルテの情報の移行を考える必要があります。アナログからデジタルの移行ですから、一筋縄ではいきません。

基本的にはレセプトデータの移行を行い、コスト欄(処方・処置・検査など)が閲覧・活用できるようにすることが一般的です。一方、紙カルテの経過欄(主訴・所見など)は、紙カルテをもとにサマリーを入力することが理想ですが、日々の診察の中で時間捻出が難しいため、一定期間は「紙カルテを回す」という運用が一般的です。患者が一周する3か月~半年くらいは、電子カルテと紙カルテを並行して運用することになります。

紙カルテから電子カルテに移行する際の注意点

また、紙カルテから電子カルテに頭を切り替えることも大切です。長年慣れた紙カルテの運用により、紙カルテがないと不安という声もよく聞きます。また、電子カルテで確認する習慣がないため、電子カルテに書かれた情報を見落としがちです。患者の情報は電子カルテで確認するという習慣を身に着けることが重要となります。

紙カルテから電子カルテに移行する際の注意点の詳細はこちら

電子カルテの種類とは

電子カルテの種類とは

クリニック向け電子カルテは、オンプレミス型、クラウド型、ハイブリット型の3種類があります。オンプレミス型は院内にサーバを設置するのに対し、クラウド型は企業のサーバを利用することになります。ハイブリット型は、院内にサーバを設置し、クラウド上でもサーバを運用する形(バックアップ)となります。

オンプレミス型は、院内にサーバを設置しているため、「動作が速い」「セキュリティレベルが高い」などの特徴があります。また、オンプレミス型はクラウド型に比べてカスタマイズの制限が少なく、周辺システムとの連動実績が多いことも特徴です。

クラウド型は、企業が保有するサーバを多数のユーザーでシェアをするという性格から、オンプレミス型に比べて価格が安いのが最大の特徴です。また、インターネットが使える環境があれば、どこでも使用できることも特徴でしょう。

ハイブリット型は、院内にサーバを設置し、クラウドにもサーバを設置していることになるため、動作が早く、セキュリティ面でも安全であるという特徴があります。オンプレミス型の良い面とクラウド型の良い面を併せ持つのがハイブリット型です。

電子カルテの種類の詳細はこちら

オンプレ・クラウド・ハイブリッド電子カルテの選定のコツ

失敗事例から学ぶ電子カルテ導入のコツ

電子カルテメーカーの選ぶ際のポイント(7つの比較軸)

電子カルテは、どんな基準で選べば良いのでしょうか。電子カルテを比較するためには、「サーバ」「機能・スペック」「操作性」「サポート」「コスト(価格)」「システム間連携」の7つの視点で比較することを提唱しています。各視点の比較ポイントを解説します。

電子カルテメーカーの選ぶ際のポイント(7つの比較軸)

(1)サーバ

オンプレミス型電子カルテは「サーバ」をクリニック内に設置するのに対し、クラウド型電子カルテは企業側の「サーバ」を利用します。また、院内サーバとクラウドサーバの両方に配置するハイブリット型と呼ばれるものもあります。

  • システムのスピードはサーバと端末数が影響する
  • サーバによってサポート体制の違いが生まれる
  • 電子カルテをインターネットにつなぐメリット・デメリットを検討する

(2)機能・スペック

「機能」とは、それぞれのシステムが保有している「働き」のことです。言い換えれば、何ができるかということです。システムを構築する際に、ユーザー側の要望を集めたものを「要求仕様書」と呼びますが、診療所では電子カルテパッケージの中から、ユーザーが要求する機能が備わっているかを確認することになります。

  • 標準機能とオプション機能をしっかり確認する
  • 要望する機能に優先順位をつける
  • 機能に対するアクション(操作)のズレがない

(3)操作性

「操作性」とは、UI(User Interface)とも呼ばれますが、ユーザーが使いやすいようにシステムが設計されているかということであり、画面デザインが大きく影響します。

  • ボタンが1か所にまとまっておりシンプルである
  • 過去のカルテと本日のカルテがいつでも並べて見られる
  • 慣れ親しんだ2号用紙に近い画面構成である

(4)レセコン

電子カルテの本質的目的は、カルテに記載された記録をコスト(診療報酬点数)に変換し、正しいレセプトを作り、請求することです。そのため、「レセコン」の機能および連携性はとても大切です。

  • レセコン一体型かレセコン連動型かを確認する
  • オーダー(処方・処置・検査等)時のサポート機能を確認する
  • レセプト点検機能を確認する

(5)サポート

「サポート」は、導入前のサポートである「セッティング・操作指導」と導入後のサポートである「保守」があります。「保守」の中には、診療報酬改定の対応、トラブル時の対応、日々の相談対応などがあります。前者は電子カルテを使いこなすための準備、後者は電子カルテを止めないための保険と考えれば良いでしょう。

  • セッティング・操作指導に係る内容及び作業日数を確認する
  • 保守(訪問、リモート、オンライン)の内容を確認する
  • 診療報酬の算定に関することを相談できるか確認する

(6)コスト(価格)

電子カルテの「価格」は、見積りが複雑であり、簡単に理解することは難しいと感じるかもしれません。また、オンプレミス(院内サーバ)型電子カルテに加えて、クラウド型電子カルテが出現して、ますます理解が難しくなっています。

  • 電子カルテとレセコンをセットで計算する
  • イニシャルコスト(初期費用)とランニングコスト(月額費用)をトータルで考える
  • 電子カルテの更新にかかるコストを確認する

(7)システム間連携

「システム間連携」は、電子カルテとつながる様々な周辺システムとつなぐ作業になります。連携が多いシステムとしては、PACS(医用画像管理システム)、院内検査管理システム、診療予約システム、順番管理システム、Web問診システム、自動精算機・セルフレジ、オンライン診療システムなどがあります。年々、連携するシステムが増えており、連携は重要度が増しています。

  • 連携するシステムの実績を確認する
  • 連携レベルを確認する(ID連携、双方向連携など)
  • 連携に係るコストを確認する

電子カルテのメーカー選定におけるポイントの詳細はこちら

電子カルテ導入20年のコンサルが教える電子カルテの選び方

クリニック(診療所)向け電子カルテ おすすめ15選

<オンプレミス型電子カルテ:8社>

PHC(Medicom-HRf)

PHC(Medicom-HRf)

レセコン・電子カルテの最大手メーカー。レセコンは一体型。医療システムの開発40年以上の実績から信頼のノウハウ、サポート体制、レセコン及びレセプトチェック機能に定評がある。全国に販売・サポート拠点を有し、サポート体制は国内最大級。外部連携実績170社以上。オンプレミスとクラウドの良いところを組み合わせたハイブリット型

参考:PHC(Medicom-HRf)

ユヤマ(BrainBoxVⅣ)

調剤分包機、調剤レセコンを手掛けるシステムメーカーの電子カルテのオンプレミスタイプ。レセコンは一体型。医薬品データベースを搭載し処方チェック機能に定評がある。クライアントに合わせて画面レイアウトを変更可能。

参考:ユヤマ(BrainBoxVⅣ)

ダイナミクス(ダイナミクス)

開業医が開発したオンプレミス型電子カルテ。レセコンは一体型。開発から25年の老舗システム。システムのことから医院経営まで幅広い情報を入手できるメーリングリストがあり、ユーザーニーズを開発に生かす。汎用のDBを利用しておりデータの抽出が用意。

参考:ダイナミクス(ダイナミクス)

富士通(HOPE LifeMark-SX)

病院・診療所の老舗電子カルテメーカーが手掛ける電子カルテ。レセコンは一体型。病院、診療所、介護、健診など様々なシステムを展開。電子カルテとクラウドサービスを融合し、地域包括ケアサービス、BCPサービス、Web診療予約などを提供。

参考:富士通(HOPE LifeMark-SX)

富士フイルム(Hi-SEED W3 EX)

医療機器メーカーが手掛ける電子カルテ。元日立MCの製品。レセコンは一体型。レセプトチェックシステム「べてらん君Collaboration」を標準搭載。電子カルテから医療機器までグループ全体でトータルサポート。ORCAと連動するクラウドタイプの「Hi-SEED Cloud」もラインナップ。

参考:富士フイルム(Hi-SEED W3 EX)

ラボテック(SUPER CLINIC Ⅳ)

首都圏を中心に展開する専門メーカーの電子カルテ。レセコンは一体型。「診療録(カルテ)」の本質を追求した直観的でシンプルな構造・操作性が特徴。長年の実績によりの多数の周辺システム(PACS、予約、問診、医療機器、自動精算機など)と連携可能。

参考:ラボテック(SUPER CLINIC Ⅳ)

EMシステムズ(MRN)

医科・調剤・介護のレセコンを手掛けるメーカーの電子カルテのオンプレミスタイプ。レセコンは一体型。導入コストを軽減するため利用台数に応じた月額制料金システムを採用。端末増設時やOS更新時もソフトライセンスの買い替えが不要。長年の実績によりの多数の周辺システム(PACS、予約、問診、医療機器、自動精算機など)と連携可能。

参考:EMシステムズ(MRN)

エムスリーソリューションズ(TOSMEC Aventy3.0)

M3グループのオンプレタイプの電子カルテ。販売母体はキヤノンからM3に2022年7月1日に移行。レセコンは一体型。医療機器(MRI、CT、CR、エコーなど)とのシームレスな連携に特徴。画像ビューアーを標準装備。

参考:エムスリーソリューションズ(TOSMEC Aventy3.0)

<クラウド型電子カルテ:7社>

エムスリー(M3DigiKar)

クラウド型電子カルテの老舗メーカー。レセコンはORCA連動型とレセコン一体型の2種類から選べる。iPadを利用して「手書きで書ける電子カルテ」を提案。予約、受付、診察、精算までを完結する「デジスマ診療」を展開。

参考:エムスリー(M3DigiKar)

メドレー(CLINICS)

オンライン診療・服薬指導システムメーカーが手掛ける電子カルテ。レセコンはORCA内包型であり、ほとんどORCA側の操作がない。予約システム、Web問診、電子カルテ、オンライン診療をセットで提案。電子カルテには、経営分析機能を標準装備。

参考:メドレー(CLINICS)

DONUTS(CLIUS)

ゲームや勤怠管理システムメーカーが手掛ける電子カルテ。レセコンはORCA連動型。ウェブブラウザー型でありOSを選ばない。予約システム、Web問診、電子カルテ、オンライン診療をセットで提案。電子カルテには、経営分析機能を標準装備。

参考:DONUTS(CLIUS)

NTTエレクトロニクステクノ(モバカルネット)

「在宅医療」に特化した電子カルテ。在宅専門クリニックと外来+訪問診療の両方を行うクリニックで利用を想定。レセコンはORCA連動型。在宅医療特融の機能を多数搭載している(スケジュール機能、地図表示機能、物品管理機能、多職種間の情報共有機能など)

参考:NTTエレクトロニクステクノ(モバカルネット)

EMシステムズ(MAPS)

医科・調剤・介護のレセコンを手掛けるメーカーの電子カルテのクラウドタイプ。レセコン一体型とORCA連動型から選べる。医療保険と介護保険の両方の診療報酬請求が可能。アプリケーション型であるため、ネットワークの障害時も、過去カルテの参照やカルテ入力、処方箋の発行が可能。

参考:EMシステムズ(MAPS)

ユヤマ(BrainBox Cloud)

調剤分包機、調剤レセコンを手掛ける電子カルテのクラウドタイプ。レセコンは一体型。オンプレミス型の「BrainBoxシリーズ」の機能をそのまま移植。医薬品データベースを搭載し処方チェック機能に定評がある。電子カルテデータを経営に生かすための分析機能あり。

参考:ユヤマ(BrainBox Cloud)

BML(Qualis Cloud)

大手外注検査センターが手掛ける電子カルテのクラウドタイプ。レセコンは一体型。オンプレミス型の「Qualis」の機能をそのまま移植。外注検査の連携に定評がある。(現在はオンプレミス型のQualisの新規販売は終了している)

参考:BML(Qualis Cloud)

電子カルテはシェアNo1のPHCへお任せください

電子カルテを選ぶうえで何といっても長年の経験があり、多くの顧客を持っていることが大切です。PHCは最も歴史のある電子カルテであり、シェアもトップ(※(株)矢野経済研究所調べ2021年9月時点)という実績を持っており、クリニック経営のパートナーとして最適と言えるでしょう。

PHCの電子カルテ「Medicom-HRf」は、クリニックが安定した経営を送るための基本である正しいレセプトを作るため、レセプトチェック機能を強化し、「返戻・査定の削減」「算定漏れの削減」に貢献します。

また、カルテの作成のストレスを軽減するため、カルテ作成に係る様々な作業を簡単にし、スピード重視した操作性を実現しています。電子カルテ導入のメリットである「検索性」についても、カルテ内の情報を複数条件・テキスト検索で素早く抽出する機能を保有しています。

近年、電子カルテと様々な周辺システムの連携がクリニック経営の効率化において、ますます重要になってきています。画像ファイリングシステムや予約システム、Web問診、自動精算機に至るまで約170社の様々なシステム・機器との連携が可能です。

電子カルテを安心安全に利用して欲しいという思いから、オンプレミス型とクラウド型を融合させたハイブリット型電子カルテシステムを選択。通常時は院内サーバを利用することでスピーディーに操作を行い、障害時にはクラウド上のアプリケーションに切り替えることを可能にしています。

クリニック向け電子カルテ 「Medicom-HRf」の詳細はこちら

筆者情報

大西大輔

MICTコンサルティング(株) 代表取締役

大西大輔

2001年一橋大学大学院MBAコース卒業。同年、日本経営入社。2002年に医療IT製品の常設総合展示場「メディプラザ」を立上げ、IT導入コンサルティング、システム選定アドバイス、研修事業等を担当。2016年にMICTコンサルティング(株)を設立。多くの医療機関の導入サポートや取材経験より団体などでの講演や執筆多数。

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