-
クリニック開業 医師 事務長 2020.08.06
クリニック開業前のスタッフ採用について
もし、「敏腕ドクターさえいればクリニック経営は安泰!」とお考えの先生がいらっしゃるのであれば、すぐにその認識を変えていただく必要がありそうです。苦労して開業にこぎ着けたご自身のクリニックとはいえ、その運営は受付や事務、看護師、助手など、スタッフたちの協力によって成り立つものだからです。とくに開業直後の不安定な時期には、彼ら・彼女ら全員が一致団結したチームワークが必要。そんな組織の一員となれる優れた人材を、開業を志す先生は見極めなければなりません。しかし多くの勤務医の皆さん方にとって、スタッフの募集や面接は未知の領域ではないでしょうか。医療業界全体が慢性的な人材不足にある中、クリニックの長たるドクターはどうやって人を集め、何を基準に選ぶのか? 今回はその手法とポイントを紹介します。
#労務管理 #事業計画
-
クリニック開業 医師 事務長 2020.08.06
スタッフ間のトラブルにはクリニック開業前から心構えを
「どの新人スタッフもすぐに辞めてしまうと思っていたら、古参スタッフの高圧的な態度が原因だった」「○○さんにだけ院長が優しいという噂が流れ、影でそのスタッフへのイジメが行われていた」「2人のベテランのもとスタッフが分裂し、何をやるにしても派閥間で反発し合う」などなど…。無事開業に漕ぎ着けたと思っても、このように開業後はスタッフ同士のトラブルでてんてこ舞い、という状況は珍しくありません。この手の揉め事は想像するだに気が滅入るため、思わず独立を躊躇してしまう先生もいらっしゃるのではないでしょうか。ですが一般的な企業と同じくクリニックもまた、それまでは他人同士だった人々が集まって毎日仕事をする場所です。開業しクリニックを経営していけば、遅かれ早かれ何らかのスタッフ間トラブルに見舞われることは間違いありません。ですから「諍いはあって当然」というように、開業の準備段階から割り切ってしまうことが大切です。嫌だ嫌だと悩んでいるだけでは、イザという時に立ち往生しかねません。開業準備にあたりスタッフを募ろうと決めたその時から、トラブル対処は始まっているのです。
#労務管理 #マネジメント
-
クリニック開業 医師 事務長 2020.08.06
信頼に足る税理士の条件とは?
突然ですが、「勤務医として昨年支払った税金の額は?」という問いに答えることができるでしょうか。「普段はあまり意識しないから分からない」という方が少なからずいらっしゃることと予想されますが、独立し開業医となると税金に無頓着なままではいられません。毎年、確定申告の時期を迎えるたびに「こんなに支払うのか」「なんとか節税できないか」「どこまで経費として扱っていいのか」などと頭を悩ませることになるのです。<br />そんなとき、開業医の強い味方となってくれるのが税理士。彼らに任せておけば、不慣れな申告業務に時間をとられることもなく、適切な節税対策も指南してくれます。また申告以外についても、業績の数値管理を通じてクリニック経営の分析と今後のアドバイスまで行なってくれることも。となるとぜひ優秀な税理士を探し出し悩み事を相談したいところですが、もちろん誰でもいいという訳にはいきません。その業務の性質上、全幅の信頼を置ける人物でないと新たな心配事を抱えることにもなりかねないのです。では「信頼に足る税理士」を見つけるには、どんな点に注視すべきなのでしょうか。
#労務管理
-
クリニック開業 医師 事務長 2020.08.06
気になる開業医の節税手段とは?
勤務医でいらっしゃる先生方にとって、今のところ「節税」に関する話題というのは、さほど興味の湧かないテーマかもしれません。しかし、いったん開業医となって確定申告を一度でも経験すると、とたんに見逃せない関心事になることは確実です。とくに開院したばかりの時期は、クリニック経営の先行きが見通せず、収入も気持ちも揺れ動きがち。「とっておきの節税テクニックはないものか」「もしや周知の節税法を知らずに自分だけが損しているのでは?」などの思いから闇雲に情報収集へと走りたくなるものです。 <br />そこで今回のコラムでは、開業医のための所得税の節税手段を「原則的・基本的」な考え方からお伝えしていきます。というのも世の中には様々な節税策が流布されていますが、それらは本質的にはたった2つの方法に集約されるからです。ご存知の通り、所得税の金額をはじきだす計算式は「課税所得×税率」。すなわち、「課税所得を減らす」あるいは「税率を下げる」いずれかの方法です。
#労務管理 #事業計画
-
クリニック開業 医師 事務長 2020.08.06
クリニック開業に向けたスタッフ研修と診療シミュレーション
内装工事が終わり、真新しい院内に什器や医療機器が運び込まれてくると、とたんにクリニックとしての体裁が整ってきます。なんだかすぐにでも診療を始められるような気さえしますが、もちろんそんなことはありません。何しろ新規に開業するクリニック内のスタッフは、ほぼ全員が初めて同士のはず。各人がそれなりにキャリアを積んできていたとしても、初対面ばかりで構成されたチームではスタッフ間のスムーズな連携は難しいものと言えます。開院までの期間にしっかりと研修や診療シミュレーションを行って、そのクリニックに応じた実践的なスキルを身につけてもらうようにしましょう。研修のスタートは、開院のおよそ2〜3週間前が良いでしょう。つまり各スタッフには、勤務開始がその時期になることをあらかじめ伝えておくことが必要です。研修期間を、医療機器や電子カルテ・レセコンなどのレクチャーを受ける時期と、実際に使用して訓練する時期に大別して、その合間に適宜ミーティングや接遇マナー講習などを行うようにすれば、研修全体の進行度合いが把握しやすいでしょう。
#労務管理 #マネジメント
-
クリニック開業 医師 事務長 2020.08.06
クリニックスタッフの離職率を下げるためにできること
自分のクリニックを持ち経営者になると様々な数字に神経をすり減らすものすが、今回のメールマガジンのテーマもそんな気になる数字、「離職率」です。もし今、「離職率が高かろうが低かろうが、クリニックに必要な人数を確保できてさえいれば結局は問題ないのでは?」と考えた先生がいらっしゃるなら要注意。「ブラック企業」という言葉の流行が示す通り、以前にも増して現代人は雇用環境にシビアです。高い離職率を放置していると、いつの間にか「退職者を量産しているブラッククリニック」という噂が立たないとも限りません。<br />またスタッフが頻繁に退職することによる負担増は、補充採用のためのコストと時間ばかりではありません。少人数で運営しているクリニックでは一人ひとりが受け持つ仕事が多岐に渡る上、特定人物のスキルに依存する「業務の属人化」も起きやすいため、退職者が出る度に業務フローの見直しを迫られることも。離職率の高いクリニックでは、日々の業務の効率化・洗練化が進まず生産性が上がりづらいのです。
#労務管理 #マネジメント
-
クリニック開業 医師 事務長 2020.08.06
開業後はON/OFFを大切にした働き方を
開業医の働き方として大切なのが気持ちのリフレッシュ。24時間ずっと張りつめていては、長丁場のクリニック経営を乗り切れません。開業後のON/OFFを大切にした働き方について解説します。
#労務管理 #マネジメント #開業直後の悩み
-
クリニック開業 医師 2020.08.05
クリニック開業手続きで必要な診療所開設届と保険医療機関指定申請
いくら先生が医師免許をお持ちだからといって、「クリニックを建てたので明日から診療します!」と宣言するだけでは、当然ながら開業は認められません。正式な開業のためには、以下にまとめたように様々な届出や申請が必要となってきます。今回は、独立を目指す先生の多くが関係することとなる「診療所開設届」と「保険医療機関指定申請」を取り上げ、注意すべきポイントをお伝えしていきます。なお、本コラムの「クリニック」とは、無床、あるいはベッド数19床以下の医療機関を指します。ベッド数20床以上の医療機関の開設手続きとは異なるのでご注意下さい。
#開業検討
-
クリニック開業 医師 2020.08.05
医師仲間の開院祝い、何を贈ればいい?
勤務医としてある程度のキャリアを重ねてくると、先輩や同僚、ともすれば後輩といった身の回りの中から、独立してクリニックを開く人たちが現れ始めます。時には「モタモタしている間に先を越されてしまった…」など複雑な思いに駆られることがあるかもしれませんが、例えそうだったとしてもご自身を開業へと奮い立たせる良い契機として前向きに捉え、「次は自分が」の決意を開院祝いに秘めて贈ってみてはいかがでしょうか。<br />とはいえ実際に選ぶとなると、自分のセンスや知性を試されているようで非常に難しいのが開院祝い。普段からプレゼントのやりとりに疎い、いわゆる“ギフト慣れ”していない人であればなおさらです。「定番の胡蝶蘭を贈っておけば間違いはないだろう」と無難な選択をしたつもりでも、受け取り主に心理的負担をかけることもあるので細心の気配りが必要です。
#開業検討
-
クリニック開業 医師 2020.08.05
いよいよ開業! 当日の心構え
診療シミュレーションや内覧会が済んだら、いよいよ開業です。気持ちが落ち着かず何かとあたふたしてしまうこの時期ですが、準備し忘れているものや不備がないか、今一度まっさらな気持ちで院内を確認していきましょう。とくに開業前日は、はやる気持ちからチェックがおろそかになりがちです。確認が必要になりそうなものについては、あらかじめスタッフから意見を募りチェックリストを作成しておくのが良いでしょう。チェックする箇所としては、まず医療機器や電子カルテ・レセコンがあげられます。おそらくこの日までに何度も点検済みでしょうが、もし開業当日に稼動しないようなことがあると一大事です。安心して明日を迎えるためにも、最終チェックは必ず行って下さい。また、開業当日はサポートスタッフを派遣してもらうよう、各メーカーへ依頼しておきましょう。いざという時の備えを考えておくことも重要です。
#開業検討 #機器選定ポイント #事業計画
-
クリニック開業 医師 2020.08.05
開業医の夫婦はどうあるべきか?
本コラムではクリニック開業を目指す医師の皆様方に向け、その準備期間中に必要となってくるノウハウや心得などを概論としてお伝えしてきました。今回からは開業後についても視野に入れながら、より具体的な内容でお送りしていきます。最初に取り上げるテーマは、先生のパートナー(配偶者)。開業の準備や開業後の経営にどのように関わってもらうのが良いのか、理想の「開業医の配偶者像」を探っていきましょう。突然ですが先生のパートナーは、先生がこれから開業医を志すことについて好意的でいらっしゃるでしょうか? もし答えが「NO」であるならば、お相手のご理解・ご協力を得られるよう、開業計画をきちんと説明したり、ご家族の将来について話し合ったりして下さい。個人事業主として開業しクリニックを経営していくということは、勤務医時代に想像していた以上に孤独で不安なもの。迷った時や困った時に最も心の頼りになるのは家族、なかでも「妻」「夫」のはずです。クリニック開業を心に決めたのなら、誰を置いてもまずは夫婦同士で相談し、パートナーのサポートを得られるようにすべきです。
#開業検討
-
クリニック開業 医師 2020.08.05
経営理念の意義とは?
クリニック開業の決心がついたら、ぜひとも行っていただきたいことがあります。それは『経営理念』について熟考すること。たとえば「私は○○な医療を目指しています。だから私のクリニックは○○です」というように、できれば明確な文章として表現できるまで思案に思案を重ねてみてください。実際のところ、開業という一連の行動には、心身ともにかなりのエネルギーが必要となってくるものです。開業時期や場所・施工業者の選定に加え、資金調達やスタッフの採用、オープン広告に内覧会の手配などなど…。生まれて初めての経験に、戸惑うことや不安を覚えることも多いでしょう。そんなとき、「そもそも自分が独立したのは○○のためなんだ!」と気持ちを後押ししてくれるのが経営理念なのです。納得いくまで考え抜いた“ブレない軸”だからこそ、自らを奮い立たせる原動力となり得ることを心に留めておいてください。
#開業検討 #事業計画
- PHCグループ
- [ウィーメックス]メディコムTOP
- メディコムパークTOP
- カテゴリ別コラム一覧