～医療法施行規則第三十条の三十三の六第一項の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法及び医療法施行規則第三十条の三十三の八の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法の一部を改正する告示（7／29）《厚生労働省》～

厚生労働省は、病床機能報告の項目の見直し案（概要）を公表した。「入院患者に提供する医療の内容」のうち「救急医療の実施状況」として、手術や処置の「休日加算」「時間外加算」「深夜加算」の算定件数の報告を新たに求めるなどの内容（資料1P参照）（資料2P参照）。

また、「病床数・人員配置・機器等」の報告から、回復期リハビリテーション病棟入院料の体制強化加算1と加算2の届け出に関する項目を削除する。

2024年度の診療報酬改定でこの加算が廃止されたためで、経過措置の期限が3月末に切れた介護療養型医療施設に関する記載も削除する。

一方、急性期充実体制加算を届け出て、小児科・産科・精神科の入院医療も提供する病院への評価として24年度に新設された「小児・周産期・精神科充実体制加算」の届け出状況を追加するなど、報酬の改定に合わせて項目を入れ替える。

報告項目の見直し案は厚労省が7月29日に公表し、それへの意見募集を始めた。9月2日まで意見を受け付ける。10月1日に始まる24年度の病床機能報告（11月30日まで）から見直し後の項目を適用する方針。

厚労省は、省内の「地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ」が7月10日に開いた会合で、手術・処置の休日加算などの算定件数の報告を新たに求める方針を説明していた。それらの算定状況を明らかにすることで、手術や処置が深夜などにどれだけ行われているか実態把握に役立てることが狙い。

（資料公表日 2024-07-29／MC plus Daily）

資料1：医療法施行規則第三十条の三十三の六第一項の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法 及び医療法施行規則第三十条の三十三の八の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法 の一部を改正する告示案について（厚生労働省）
資料2：医療法施行規則第三十条の三十三の六第一項の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法及び医療法施行規則第三十条の三十三の八の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法の一部を改正する告示案に関する御意見の募集について（厚生労働省）

（提供 / 日本経営）

※本ニュースは日本経営が提供するMedidata Pro.について、メディコムパーク編集部が見出し等を一部編集・加工したものです。