クリニックに必要なホームページとは
最初にホームページのゴールを明確にする
いざクリニックのホームページを作ろうと思うとき、何を載せたらいいのか頭をかかえてしまう方もいるのではないでしょうか?ついつい、あれもこれもてんこ盛りで載せておけば良いと思ってしまうかもしれません。しかしそれはNGです。ホームページは作って終わりではありません。作ったあとのメンテナンスも必要であるため、闇雲になんでもかんでも詰め込むのはおすすめしません。ホームページ制作に慣れている方であれば色々なことに挑戦するのは問題ありません。しかし初めて制作する先生や、インターネットは得意な方ではない先生、ホームページのメンテナンスに時間を割いていられない先生にとって大切なのは、まずホームページを準備することによって誰に何を伝えたいのかを明確にすることです。ゴールさえ決まれば掲載内容はおのずと決まってくるものです。
掲載内容は3つの基本情報+αで考える
クリニックの場合、まず患者さんの緊急度合い別に、ゴールと必要な掲載内容を考えるのが良いでしょう。
まず最も緊急度が高いのは、今日中には来院しようとしている人です。この層に対しては、確実に来院させることがゴールです。したがって、最低限必要な基本情報をしっかりと見せることが大切です。基本情報とは診療内容、アクセス、診療曜日・時間の3点でしょう。
次の層は比較検討する余裕がある人です。この層に対するゴールは、他のクリニックよりも良いと思わせることです。そのためには信頼感の醸成や安心感が必要です。院長の人柄や方針が伝わるもの、スタッフの顔や雰囲気がわかるもの、具体的な治療方法などの掲載が必要です。
最後の層は、もっと潜在的な人です。この層に対するゴールは、普段から「あのクリニックは良さそう」と思ってもらい、必要になった時に一番に思い出してもらうことです。そのためには医者という立場だから伝えられるブログなどを載せると良いでしょう。
ホームページ制作の時間的余裕がない場合は1つ目、可能であれば2つ目までの内容は準備しておくことをお勧めします。余裕が出てきたら3つ目の取り組みもはじめると良いでしょう。
実は内容を充実させるだけでは不十分
ホームページを見てもらうには、実は内容が充実しているだけでは足りません。ホームページを読み進めようと思う環境を作らなければ、せっかく用意した内容も見られずに離脱されてしまいます。そのような事態を避けるためには、物理的、そして心理的に読みやすくなるように準備をしましょう。
物理的な対策としては、PC、スマホ、タブレットとデバイスごとに最適な表示がされるようにしたり、ホームページの読み込みスピードが極端に遅くないよう、さくさくと動くように調整することがあげられます。
次に心理的な対策としては、ホームページの最初に表示される内容とホームページ内で見たい情報にすぐに移動できるような設計に気をつかう必要があります。特にホームページの最初に表示されるものはクリニックの顔です。クリニックのイメージや要点が伝わるように意識することが大切です。
内容にこだわるのはもちろんのこと、離脱を防ぐという観点も忘れずに、読んでもらえるホームページを制作してください。
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