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電子カルテ 医師 事務長 2021.04.09 公開

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オンライン診療の導入について考える

※本内容は公開日時点の情報です

#医療政策 #機器選定ポイント #システム入替

オンライン診療の導入について考える

 情報通信機器の進化や医師の働き方改革などの背景により保険診療に適応されたオンライン診療。導入するにあたっては使用するシステムのセキュリティも重要です。正しく把握し、安全にオンライン診療を取り入れましょう。

オンライン診療とは何か

 ご存知の先生も多いと思いますが、オンライン診療は2018年に保険内での診療ができるようになりました。厚生労働省によるオンライン診療の適切な実施に関する指針のなかで、オンライン診療とは「医師・患者間において情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い、診断結果の伝達や処方等の診療行為をリアルタイムにより行う行為」と定義されています。スマートフォンやパソコンを活用し、動画と音声を用いた診療を行うことです。
 感染症流行の影響もあり、開業される先生方からオンライン診療について興味がある、始めようと思っているとお伺いすることが増えてきました。オンライン診療は画面を通じた診察となるため、診療の特性を理解した上で適切に用いることが重要です。オンライン診療を取り入れる場合のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

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オンライン診療を行うメリット、デメリット

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 多くの先生方が懸念されている点でもありますが、オンライン診療では得られる情報が視覚と聴覚に限られるため、疾病の見落としや誤診を防ぐ必要があります。また、患者さん自身の発言や画面操作によって情報量が大きく左右されるため、直接の対面診療を重ねるなど、患者さんとの信頼関係を気付いておくことが重要になります。
 オンライン診療には、このような注意点だけではなくメリットもあります。診察室に来ると緊張してしまう患者さんは少なくありません。ご自宅のリラックスした状態で日常生活の情報を得ることができるのはオンライン診療の大きなメリットです。また、医療に対するアクセスの容易性を確保するという面もオンライン診療のよい点です。仕事が忙しい、診療時間に間に合わないことが多い患者さんに対して、ご自宅から診察を受けられることで治療からの離脱を防ぐことができます。感染症の流行する時期においては、待合室での感染の不安から受診控えをしてしまう患者さんに対してオンライン診療を用いることで、適切なタイミングでの診療を継続することができているというケースも多くあります。

セキュリティのリスクを回避するために

 オンライン診療を行うためには、どのようなシステムを使用すればよいでしょうか。一般的には、オンライン診療で使用されることを念頭に作成された専用システムと、広く用いられる汎用的な情報通信サービスがあります。どちらを活用する場合においても、患者さんの個人情報及びプライバシーの保護に最大限配慮するとともに、システムに伴うリスクを踏まえて扱うことが重要となります。
 ZoomやLINEなどの汎用サービスを用いる場合の注意点としては、第三者がオンライン診療に参加することを防ぐために、医師側から患者側に接続できるよう設定を行う必要があります。また、端末の立ち上げ時にパスワード認証や生体認証などを用いて操作者の認証をすることや、汎用サービスがアドレスリストなど端末内の他のデータと連結しない設定とすることが定められています。
 オンライン診療専用システムでは、上記のようなリスクを考慮して設計されているものが多く、信頼できるメーカーを選定すれば安心して活用できます。さらに予約や問診など、+αで活用できるものもあります。メーカーごとに規約やオプション機能などが異なるためメーカーの担当者に相談してみてください。

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 安全にオンライン診療を行うことで患者さんにとってもクリニックにとってもプラスとなる診療を目指しましょう。メディコムでは安心安全なシステムを提供しています。電子カルテの運用を含めたご提案をさせていただきます。ぜひ一度、デモンストレーションをご予約ください。

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