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電子カルテ 医師 事務長 2024.01.29 公開

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医療事務に電子カルテの使い方を教えるポイントは?メリットや医療クラークとの違いも解説

電子カルテは、医師だけでなく医療事務の業務効率化にもつながります。とはいえ、電子カルテの導入を検討しているものの、医療事務スタッフに対してどのように使い方を教えたらよいのか、そもそも医療事務の業務内容や、医療クラークとの違いがよく分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、医療事務の代表的な業務内容や電子カルテ導入のメリット、使い方を教えるポイントを解説します。

※本内容は公開日時点の情報です

#機器選定ポイント #業務効率化

目次

広がる電子カルテ

医療事務は、病院の受付やレセプト業務などでパソコンやレセコンを使う機会が多い傾向にあります。そのため、医療事務の専門資格だけでなく、最低限のITスキルが必要です。

加えて、近年、医療DXの推進によって、医療機関では電子カルテの導入率は高まりを見せています。それに伴い、医師や看護師だけでなく、医療事務のスタッフにも電子カルテのスキルが求められる時代となってくると考えられます。

電子カルテの普及率に関して詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

▽関連記事
電子カルテの普及率と導入率は?電子カルテシェアNo.1のメディコムの強み

医療事務の代表的な仕事内容

医療事務は、病院の受付、電話対応、患者の呼び出し、入退院の手続きなど、多岐にわたります。また、診療報酬(レセプト)請求など、医療機関の運営にも欠かせない業務を担っています。

このうち、医療事務の代表的な仕事内容である、以下の3つについて詳しく解説します。

  • 受付
  • 会計
  • レセプト

受付

受付業務は、医療事務の代表的な仕事です。病院やクリニックに来院した患者から保険証や診察券、紹介状などを受け取り、本人と相違ないか確認します。

初めて受診する患者の場合、診察券やカルテの作成、問診票の記入、受診の目的や症状の確認を行います。患者のカルテを準備したら、診察室や受診科へ案内することもあるでしょう。

病院の規模によっては、初診・再診受付だけでなく、救急隊からの連絡を受け、医師に受け入れ可能か確認したり、入退院の手続きを行ったりするのも医療事務の仕事です。

会計

会計業務は、外来での診療費を計算して患者から受け取る仕事です。なお、投薬の指示があれば、処方箋を発行するのも医療事務の仕事になります。

診療費は、以下3つの情報をもとに算出します。

  • カルテに記載されている診療・処方内容
  • 診療報酬の点数表
  • 患者が加入している医療保険

診療報酬点数表は、診療費の自己負担額を計算するときに使用するものです。医療事務は、診療報酬点数表にもとづき、保険証ごとの負担額に応じて患者の診療費を計算します。

レセプト

レセプト業務は、患者が保険を使って支払った診療費の残りを、健康組合や共済組合、市町村などに請求する仕事です。レセプト業務は、医療機関の収益に直結するため、最も重要な仕事だといえるでしょう。

レセプト業務では、医療機関が全ての患者に行った診療行為を、1ヵ月分計算して診療報酬明細書(レセプト)を作成します。その後、ミスがないか点検したのち、審査支払機関に提出します。審査に通れば、診療報酬が支払われる流れです。

医療事務と医療クラークは何が違う?

医療事務と医療クラークは共通点もありますが、医師のサポート業務を担うかどうかの違いがあります。

医療事務は、患者の受付や会計・レセプトなど、病院の顔としての窓口業務を担当するのが一般的です。

その一方で、医療クラークは、医師が行う事務的な業務をサポートします。例えば、電子カルテの代行入力や処方箋の発行、次回再診予約や検査予約といったオーダリングの代行、診療情報提供書や診断書などの文書作成などです。医療クラークには、医師や看護師が本来行うべき業務に集中できるよう、サポートする役割があります。

医療事務における電子カルテの導入メリット4つ

医療事務における電子カルテの導入メリットは、主に以下の4つです。

  • 業務効率化につながる
  • ミスや漏れの防止につながる
  • カルテの出し入れの手間が省ける
  • リアルタイムの情報を確認できる

それぞれ解説します。

電子カルテを導入するメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

▽関連記事
電子カルテを導入するメリット・デメリットとは?

業務効率化につながる

電子カルテは、患者の受付から会計までの情報を共有できるため、医療事務の業務効率化につながります。患者の診療情報提供書や診断書などが必要な場合、電子カルテにはさまざまなテンプレートがあるため、文書作成や検査データの添付などの手間を軽減できるでしょう。

ミスや請求漏れの防止につながる

電子カルテの導入によって、手書きのような文字の判別しづらさがなくなるため、判読ミスや転記ミスなどのヒューマンエラー防止につながります。診療・処方内容も確認しやすく、請求漏れも未然に防げるでしょう。

カルテの出し入れの手間が省ける

電子カルテは、紙カルテのように保管スペースを必要とせず、サーバ上でデータを管理します。そのため、カルテの出し入れの手間が省ける点も、電子カルテ導入のメリットだといえるでしょう。空いた院内のスペースも、有効に活用できます。

リアルタイムの情報を確認できる

電子カルテに入力した情報は、リアルタイムで共有されます。診察や治療を終えて、医師がカルテ入力すれば、医療事務はすぐに診療情報を確認でき、医療費も自動計算されるため、会計もスムーズになるでしょう。

医療事務に電子カルテの使い方を教える際のポイント

医療事務に電子カルテの使い方を教える際、以下3つのポイントを押さえておくとよいでしょう。

  • カルテの各項目を理解してもらう
  • 操作方法を実践して覚えてもらう
  • 医療事務の考えが医師に近づくよう指導する

それぞれ詳しく解説します。

▽関連記事
電子カルテの使い方・操作方法とは?難易度についても紹介

カルテの各項目を理解してもらう

医療事務には、カルテの各項目を理解してもらう必要があります。主な項目は、以下の通りです。

  • 患者の個人情報(氏名・住所・保険証番号など)
  • 疾患名
  • 既往症・主要症状・経過等
  • 診療内容
  • 診療報酬

このうち、医療費の算出に関わる項目は、患者の疾患名・診療内容・診療報酬の3つです。医療事務スタッフは、医師が入力した疾患名や診療内容を読み取り点数を算定する必要があるため、それぞれの項目の理解を深めてもらうことが大切です。

操作方法を実践して覚えてもらう

電子カルテの使い方を覚えてもらうためには、繰り返し操作してもらうとよいでしょう。いくらマニュアルを読んでもらったり、操作の手順を説明したりしても、実際に触ってみなければ電子カルテの操作は習得しづらいものです。

電子カルテの使用経験があるスタッフだったとしても、製品によって操作方法は異なります。医療現場でイレギュラーな対応が必要になった場合に業務が中断しないよう、基本操作以外の使い方も院内で共有しておくとよいでしょう。

医療事務が医師の考えに近づくよう指導する

医療事務スタッフは、診察中の医師に代わって電子カルテに入力する場合があります。その際、以下の点を考慮する必要があります。

  • 医師がどのような考えで診察したのか
  • どのような診断をしたのか
  • 治療法はどのようなものを選択したのか

医療事務が医師の考え方を理解しておくと、カルテに入力する内容のミスや請求漏れの防止にもつながるでしょう。

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メディコムの電子カルテは、予約や受付・検査など約170社の機器と連携することができ、クリニックに合わせた運用が実現可能です。

医事一体型電子カルテのため、カルテ入力時にリアルタイムで情報共有され、修正の手間を削減できます。レセプトチェック時にはエラーリストの一覧からワンクリックで修正でき、レセプト業務の効率化につながります。また、病名予測や薬剤投与量の自動照合、算定漏れのチェックなどの機能もあり、クリニック経営を支援します。導入時はもちろん、アフターサービスやメンテナンスなどサポート体制も万全ですので、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

今回は、医療事務の代表的な業務内容や電子カルテ導入のメリット、使い方を教えるポイントを解説しました。

医療事務は、受付やレセプトなど、医療機関の運営にも欠かせない業務を担っています。電子カルテの導入によって、医療事務の業務効率化や請求漏れの防止などにつながります。会計の待ち時間も削減でき、結果として患者満足度の向上も期待できるでしょう。

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