01.BROWSE
薬剤情報・特定健診情報の
閲覧について
オンライン資格確認を導入いただければ、患者の薬剤情報・特定健診情報を閲覧することができます。
患者の意思をマイナンバーカードで確認した上で、有資格者等が閲覧が可能です。
有資格者等として指定される職種については、薬剤情報は医師、歯科医師、薬剤師等、特定健診情報は医師、歯科医師等とされています。
- 薬剤情報
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レセプト情報を元にした3年分情報が参照可能
- 特定健診情報
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医療保険者等が登録した5年分情報が参照可能
有資格者等とは 医師・歯科医師・薬剤師等のことを指している。また、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」より、医療機関・薬局にて有資格者等の識別を行い、アクセス権限の管理を行うこととされている。
災害時における
薬剤情報・特定健診情報の閲覧
通常時は、薬剤情報・特定健診情報を閲覧するには、本人がマイナンバーカードによる本人確認をした上で同意した場合に限られます。
災害時は、特別措置として、マイナンバーカードによる本人確認ができなくても、薬剤情報・特定健診情報の閲覧ができます。
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災害時、厚生労働省保険局にて、災害の規模等に応じて医療機関・薬局の範囲及び期間を定める
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特別措置として、マイナンバーカードによる本人確認を不要とする
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資格確認端末で照会
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通常時と同様の画面が閲覧可能
02.TOOL オンライン資格確認のために必要な機器
つづいて、医療機関や薬局がオンライン資格確認をはじめるにあたり必要な機器を説明します。
必要な機器は主に次の3点です。
- 顔認証付きカードリーダー
- 資格確認端末
- オンライン資格確認連携ソフト
顔認証付きカードリーダー
資格確認機器は患者が使用する機器です。
カメラ・カードリーダー・タッチパネルなどを搭載した機器が必要となります。
資格確認機器の主な要件は以下のとおりです。
- 患者の顔を撮影できるカメラがあること
- マイナンバーカードの券面情報を取得する機能があること
- マイナンバーカードの読込が可能なICカードリーダーが搭載されていること
- 入力操作用を行えるタッチパネル等が搭載されていること
資格確認端末
資格確認端末とは、医療機関等のスタッフが利用する端末です。
資格確認端末の主な要件は以下のとおりです。
- OS:Windows10 IOT Enterprise 2019 LTSC
- NIC:2系統(院内ネットワーク用とオンライン請求ネットワーク用を想定)
- USBポート:医療機関などでUSBメモリなどの外部媒体が利用可能なUSBポートをもっていること
資格確認端末のブラウザでは、次のような業務が行えます。
- オンライン資格確認システム(Webアプリケーション)
- オンライン請求(月1回、診療報酬の請求)
- そのほかの各種申請手続き
オンライン資格確認連携ソフト
お使いの電子カルテやレセプトコンピューターによっては、
オンライン資格確認を行うための専用連携ソフトが必要な場合があります。
利用しているシステムやネットワークの状況により異なるため、
機器を準備する際には事前に担当のシステムベンダやネットワークベンダにご相談ください。
メディコムはオンライン資格確認の
All in oneを実現
メディコムでは、オンライン資格確認に必要な”オンライン資格端末”と”レセコン端末”との一体化を実現しました。
これにより、クリニック、薬局における受付の省スペース化が可能になります。
さらに相互連携機能を導入し医療現場での使いやすさを追求します。
03.FAQ オンライン資格確認に関してよくある質問
最後にオンライン資格確認について、よくある質問とその回答をご紹介します。
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- オンライン資格確認は必ず導⼊しなければいけない?
- 2023年4月より、オンライン資格確認の導入が原則として義務づけられることになりました。療養担当規則(省令)が改正されます。例外は現在、紙レセプトでの請求が認められている医療機関・薬局となります。
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- オンライン資格確認の導入後はマイナンバーカードがないと患者は受診できなくなる?
- マイナンバーカードがなくても健康保険証があれば受診できます。ただし、健康保険証の場合は保険証の記号・番号などを入力しなければなりません。
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- 患者がマイナンバーカードを忘れたときはどうする?
- マイナンバーカードを忘れたときの対応は、オンライン資格確認前の健康保険証を忘れた場合の取り扱いと同じです。患者がもし健康保険証を持参していたら健康保険証を使ってオンライン資格確認を実施できます。
オンライン資格確認の導入は
メディコムにお問い合わせください。