曜日ごとに薬が違うことは患者さんにも薬局にも負担
リウマチや透析の患者さんは曜日によって服用する薬の種類が異なります。入院時や施設入所中などであれば、看護師の補助がある場合もありますがが、自宅ではそれが無い為、患者さんにとって簡単でわかりやすい服薬管理はより重要となります。
また体調不良等で診察することもあるが、透析の患者さんは通院のたびに診察しているわけではなく、院外処方が可能性もあります。同じ病気であっても患者さんにとってケースはさまざま。
施設にはいっている高齢者であれば、介助者の薬の管理の手間を減らし、ミスを少なくすることも薬局の担う役割となってきます。
服薬指導と「管理のめんどくささ」削減の両輪でが患者さんの安全を守る
薬局が処方の包装に工夫をしたり、服薬指導に時間をさいても、患者さんの中には、自分の裁量や好き嫌いで飲まない判断をしてしまう人も。薬が自身の体にとってどのような役割を果たすのかも理解せず、自己判断の為どんな薬かわからず独自の判断をしてしまうこともあります。
特に透析系の薬の場合、錠剤で血圧、ミネラルバランスを整えていることもあり、飲まないと死に至る場合もあります。
また毒素を吸着させて外に出すような薬は粉でかさばるものもあるが飲みにくいので飲まないといった自己判断をしてしまわれることも。
患者さんの理解を得るための「服薬指導」の時間を、一般の患者さんより丁寧に行う時間を確保すること、一包化など患者さんがより管理しやすい仕組みを作ることの両輪で、投薬に当たる必要があります。