大切なサンプルを保存するラボ機器を一元監視・管理
PHCbi の LabSVIFT は、医薬品や検体の長期保存や細胞培養などに使用する保存・培養機器と接続し、機器の稼働データを
リアルタイムにクラウドに連携することで、保存物のより厳格な品質管理と研究者や施設管理者の業務の効率化に貢献する
クラウド型ラボ管理ソリューションです。
クラウドベースのIoTラボ管理ソリューション
LabSVIFT に接続した全てのラボ機器の稼働状況をリアルタイムでモニタリング。機器ごとのパラメーター、ログ、通知、グラフは、Web アプリを通じて確認できます。
機器に異常が発生した場合、メールやSMS を通じて迅速にお知らせし、チケット管理で的確に対応することができます。
多拠点の組織においても、ラボ毎にユーザーアカウント、機器を登録でき、効率的に管理できます。
容易な接続性、幅広い互換性
ラボ機器 1 台あたり1 台のトランスミッターで施設側の Wi-Fi に接続。シンプルな構成で、親機・子機等の複雑な接続構成は不要。PHCbi 製品のみならず、他社のラボ機器も接続可能*1。
ラボのニーズに合わせて、外部センサーまたはデジタル接続*1 が選択可能。
一部の PHCbi 製品*2 とのデジタル接続においては、製品側の USB ポートにトランスミッターを接続するだけで接続作業は完了。
他社製品または PHCbi 製品において、インターフェースボード
MTR-480 が接続できない製品はデジタル接続に対応しておりません
MDF-DU703VHS1/DU503VHS1/MPR-S1201XH/RXH に対応
テレメトリーデータ把握、稼働状況の変化を予測*2
PHCbi 機器とのデジタル接続により、温度以外のドア開閉、CO2/O2 濃度、設定値の確認、遠隔警報の発報や解除等のテレメトリーデータ(機器稼働状況)を把握可能。
さらに超低温フリーザー VIP ECO SMART(MDF-DU703VHS1)とのデジタル接続においては、機器のコンプレッサー回転数をベースに、現在の稼働状況や、処置内容、今後の状況変化の到達予測をWeb アプリのダッシュボードに表示
ラボ機器の一元管理で業務の効率化に貢献
例えば、拠点の分かれたラボに設置された機器すべてを一元監視・管理可能。
必要な情報を迅速に取得でき、作業時間を短縮できます。
重複した作業や無駄なプロセスを削減することで、人件費や運用コストの抑制に貢献します。
操作ログ等様々なレポートのペーパーレス管理により、業務効率化と簡素化を支援します。
クラウド活用の機能拡張で利便性向上
従来のモニタリングシステムとは異なり、LabSVIFT の提供するサービスは、スマートフォンの OS のように順次機能が拡張され、利便性が向上します。
クラウドサービスを活用したリモートでのサービスアップデートや機能を追加。アップデートの予定や結果は Web アプリのメッセージでお知らせ。
LabSVIFT ユーザーからのフィードバックに応じて、最適なサービスを、さらに開発し、ご提供していきます。
監査準備を容易にメンテナンスを最適化
温度以外のテレメトリーデータ(機器稼働状況)を自動で残すことで、監査対応などの機会においても準備が容易となります。
「ヘルスチェック機能」は、機器トラブルを未然に防ぐことに貢献。
メンテナンスや機器更新を先行して実施することで、稼働停止リスクを最小限に抑えることができます。
また、安定した機器の稼働により、研究や製品開発の品質向上に貢献。
重要なラボ機器のモニタリングをクラウドで管理
LabSVIFT は、トランスミッターを実験機器 1 台につき 1 台接続し、施設側の Wi-Fi /有線 LAN に接続、クラウドへ機器データを保存。複数の実験機器の管理を 1つのプラットフォームに統合し、離れた場所にあるラボの各機器を一元監視します。
運転状況のモニタリング、トラブルの早期発見など、大切なサンプルの保存された実験機器を遠隔でモニタリング。
ウェブアプリにより、様々なデバイスから監視、アラートを通知など、タイムリーなラボ管理が可能です。
操作ログレポートやその他のレポートのペーパーレスバッチ管理により、規制文書の作成もより簡単かつ迅速になり、日常業務の簡素化を支援します。
PHCbi のみならず他社機器も接続可能。機器の種類に対応する様々な接続方法
接続するラボ機器の種類に応じて、以下の 3 グループに分類。LabSVIFT と PHCbi 製品との「デジタル接続」では、
温度モニタリングだけでなく、製品の稼働状態(テレメトリーデータ)の追跡、設定値の確認が可能です。
Gen.3 機器(対応機種:MDF-DU703VHS1/DU503VHS1/MPR-S1201XH/RXH)
- 製品とトランスミッターは USB で簡単接続
- トランスミッターへの給電も USB 経由
- MDF-DU703VHS1 とのデジタル接続では、製品の冷却性能の劣化レベルを診断し稼働状況をお知らせ(ヘルスチェック機能)
- センサー接続も可能
デジタル PT センサー
デジタルサーミスタセンサー
アナログコンバータ
-
PHCbi ラボ機器の保全および保存物の品質管理を強化する「ヘルスチェック機能」
PHCbi 超低温フリーザー VIP ECO SMART*とLabSVIFT の接続で、新たに「ヘルスチェック機能」を実現。
機器の運転データなどの測定データをもとに冷却性能の劣化レベルを診断し、機器の稼働状況や処置方法を
Webアプリケーション画面に表示する新たなサービス。
予期せぬ機器の故障の発生リスクを低減でき、庫内の保存物の品質管理をさらに強化します。
現在、「ヘルスチェック機能」対応機種は、MDF-DU703VHS1 のみ。
近日、超低温フリーザー「MDF-DU503VHS1」にも対応予定。
Gen.2 機器(対応機種:PHCbi 製品で、MTR-480(別売)が接続可能)
- デジタル接続は MTR-480 経由(RS-485 通信)
- デジタル接続で製品のテレメトリーデータ追跡が可能
- トランスミッターへの給電は、付属のAC アダプター使用
- センサー接続も可能
デジタル PT センサー
デジタルサーミスタセンサー
アナログコンバータ
Gen.1 機器(対応機種:PHCbi 製品でMTR-480接続できないもの/ PHC 製以外の製品
- センサー接続のみ
デジタル PT センサー
デジタルサーミスタセンサー
アナログコンバータ
- トランスミッターへの給電は、付属の AC アダプターを使用
PHCbi製品との接続でできる包括的な機器監視
LabSVIFT と PHCbi 製品(Gen.3, Gen.2 機器)との「デジタル接続」で、温度モニタリングだけでなく、製品の稼働状態(テレメトリーデータ)の追跡、製品の設定値の確認が可能です。
機器構成
ラボ固有のニーズを満たす柔軟なサブスクリプションプラン
LabSVIFT のデータはクラウドに保存、接続された機器の管理が可能な、「BASIC」「EXPERT」ふたつのプランを用意しています。EXPERT プランでは、証跡記録(Audit Trail)機能によるペーパーレス化を実現、FDA 21CFR Part11 のサポートも可能です。
種類 |
BASIC |
EXPERT |
用途 |
リアルタイム温度監視
機器稼働状況(テレメトリーデータ)
ヘルスチェック診断(MDF-DU703VHS1)
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リアルタイム温度監視
機器稼働状況(テレメトリーデータ)
ヘルスチェック診断(MDF-DU703VHS1)
証跡記録(Audit Trail)による
FDA 21CFR Part11サポート
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メーカー希望小売価格(税別) トランスミッター1台あたり |
18,000 円/年 ◎期間:4月~翌年3月まで 契約期間が1年に満たない場合は月割り |
24,000 円/年 ◎期間:4月~翌年3月まで 契約期間が1年に満たない場合は月割り |
データ閲覧期間 |
5 年 |
5 年 |
データの保存先 |
クラウド
◎ネットワーク・クラウドダウン時は
トランスミッターへ14日間保存 |
クラウド
◎ネットワーク・クラウドダウン時は
トランスミッターへ14日間保存 |
アラート通知機能 |
SMS / E-mail / モバイルアプリ通知 |
SMS / E-mail / モバイルアプリ通知 |
チケット機能 |
◯ |
◯ |
ヘルスチェック機能(MDF-DU703VHS1) |
◯ |
◯ |
証跡記録(Audit Trail) |
- |
◯ |