PHCbi

国際援助案件に関する取組み

PHCbiのライフサイエンス事業は1966年薬用保冷庫1977年超低温フリーザー発売に歴史が始まります。1980年にグローバル市場に参入してからは、ODAや国連案件向けにも長らく当分野で唯一の日本メーカーとして製品を提供してきました。

50年以上技術開発を積み重ねたPHCbi製品の大半はISO13485・9001・14001認証を取得した自社工場にて生産され、先進国の薬事ガイドラインや環境規制に準拠しています。PHCbiの保存・培養機器は幅広い温度帯・容量を揃えていることから、病院・研究機関だけでなく製薬・食品・物流など多様な業界でご使用いただいております。

当社の社会使命は、地域医療への寄与とともに新しい治療法や薬の開発に欠かせない機器を全世界に届け、より健康で安心な社会づくりに地球規模で貢献することです。途上国のお客様にも安心して使っていただけるよう、また当社製品が途上国のQOL向上に役立つことを目指して、現地のニーズに合った良質な製品をこれからもご提供させていただきます。

私たちの活動

ODAOfficial Development Assistance

開発途上国の経済・社会の発展や福祉の向上のために政府が行う資金・技術提供

コンゴ国立生物医学研究所 【感染症対策】
写真提供:オガワ精機(株)

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無償資金援助

特に貧しい国に対して行う資金援助。施設の建設や機材の供与を行います。PHCbi製品は病院・理化学研究所・大学案件だけでなく、森林保全・農作物振興・海洋・漁業調査船案件など幅広い分野の援助にご使用いただいております。

技術協力

途上国の将来を支える人材を育てるための援助。国内外の研究機関が共同で行うSATREPSも当分野の案件。現地で技術協力に貢献する専門家からのお問合せも多くいただいております。

有償資金協力

開発のための資金を低い利息で貸し出す援助。機材選定にはエンドユーザーの意向が反映されることが多く、PHCbi製品は海外で流通していることもあり多くの病院・研究所からご所望いただいております。

多国間援助

国連などの国際機関を通じて行う援助。近年ではCOVID-19ワクチンと一緒にPHCbi超低温フリーザーが供与されています。

案件一覧はこちら→ 納入実績

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「開発協力の形態」(外務省)をもとにPHC(株)作成
(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/oda/oda_keitai.html)

SATREPSScience and Technology Research
Partnership for Sustainable
Development

地球規模課題の解決を目指す日本と開発途上国の共同研究事業
国内機関への研究助成機構と途上国への技術協力実施機構が連携

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
独立行政法人国際協力機構(JICA)

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モンゴル国立大学での植物遺伝子研究【草地回復】
写真提供:モンゴル国立大学

SATREPSとは、従来からのODAに政府の科学技術予算を組み合わせた、アジア・アフリカ・中南米地域などとの科学技術の国際共同研究を支援する事業です。開発途上国のニーズに基づき両国の人材育成および研究能力の向上を図り、共同研究によって得られた知見や技術を社会に還元することで地球規模課題の解決を目指しています。

PHCbi製品は感染症や生物資源など様々な分野のプロジェクトにおいて、JICAが担当する現地研究活動支援機材としてご使用いただいております。各製品カテゴリーに海外仕様モデルを取り揃えているため、日本で使い慣れた製品を途上国でも使いたいといった研究者のご要望に応えることができます。

海外仕様製品はこちら

保存機器培養機器

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納入実績

地図をクリックすると、地域ごとの案件名が表示されます。

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  • PHCbi代理店
  • PHCbi納入国
  • ODA対象国

欧州

アジア

納入実績①

納入実績②

納入実績①

納入実績②

納入実績③

大洋州

中東

アフリカ

中南米

担当紹介

世界各国からPHCbi製品をご要望いただく機会が年々増えています。国際援助案件では普段取引のない物流困難な国にもご希望の製品をお届けすることができ嬉しく思っています。

私も海外協力隊活動時には機材入手に苦労し、施設が長らく大切に保管していた外国政府からの供与機器をありがたく使わせていただきました。また現地の方々が日本の援助に期待し感謝していることを実感しましたが、我々の製品も途上国の期待に応え国際協力の現場で有効に使っていただけることを心より願っております。今後もできる限りのご協力をさせていただきたく、お気軽にお問い合わせいただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

バイオメディカ事業部 国際援助案件担当:マキロイ

お問合せ

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