PHCbi

PHCbiのインキュベーターは、精密な細胞培養のための環境を提供します

様々なラインアップと機能を備え、オプションも充実 MCO-170/230/50AICシリーズ

MCO-50AIC/170AIC/230AICシリーズは、コンタミネーション防止のための多様な機能を備えています。

  • 抗菌効果の高いPHCbi独自の銅合金ステンレス製内装
  • 器内の空気や水も殺菌するUV殺菌システム
  • 高速除染が可能な過酸化水素(H2O2)除染システム
  • フルカラー液晶タッチパネル

こうした多彩な機能によって高い環境安定性と正確性を実現しており、医療用途や環境変化に敏感な細胞の培養にも適用可能です。

CO₂
インキュベーター
50Lクラス 170Lクラス 230Lクラス
品番 MCO-50AIC MCO-170AICUVH MCO-230AICUVH
容量(L) 50 165 230
過酸化水素除染 オプション 標準装備 標準装備
UV殺菌システム オプション 標準装備 標準装備
内箱・棚受け一体構造 標準装備 標準装備 標準装備
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O₂制御機能付きマルチガスインキュベーター MCO-170M/50Mシリーズ

マルチガス
インキュベーター
50Lクラス 170Lクラス
品番 MCO-50M MCO-170MUV
容量(L) 50 161
過酸化水素除染 オプション オプション
UV殺菌システム オプション 標準装備
内箱・棚受け一体構造 標準装備 標準装備
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CO₂インキュベーター/マルチガスインキュベーター共通機能

inCu-saFe_germicidal_interior 抗菌効果が高く耐腐食性も保持
銅合金ステンレス

抗菌効果が高く耐腐食性も兼ね備えたPHCbi独自の銅合金ステンレス鋼を、器内表面・ダクトカバー・加湿トレイカバー・加湿トレイなどの内装部品に採用することで、扉の開閉などによって器内に侵入する汚染物質が器内表面で増殖することを防ぎ、高いコンタミネーション予防効果が発揮されます。

SafeCell_UV_Lamp 細胞培養をしながら器内除染可能
UV殺菌システム

器内背面のダクトカバー後部に設置されたオゾンレスUV殺菌ランプが、循環する器内空気や加湿水の汚染物質を除染します。UVランプの紫外線はダクトカバーと加湿トレイカバーによって遮蔽されており、UV殺菌システムの稼働中も安全に細胞培養を継続できます。

HEPAフィルターとUV殺菌システムの違いについて
H2O2_Decontamination 約2時間半の高速除染が可能
H₂O₂ 除染機能

オプションで選択可能なH₂O₂除染システムは、H₂O₂発生器(MCO-HP)、器内循環ファン、UV殺菌システムと、抗菌性能に優れた銅合金ステンレスの組み合わせて開発された、PHCbi独自の安全かつ効果的な器内除染システムです。H₂O₂除染システムでは、まずミスト化したH₂O₂を器内に循環させて汚染微生物等を除染し、さらにUV殺菌システムを稼働させて器内のあらゆる内装部品を徹底的に除染します。

過酸化水素(H₂O₂)除染のプロセス

  • ステップ1

    準備時間
    (15分)

    ・内装部品配置
    ・器内清掃
    ・除染位置へセット
    ・H₂O₂発生器準備

  • ステップ2

    除染時間
    (15分)

    コンパネ操作は2回だけ。後はおまかせで器内除染

  • ステップ3

    片付け時間
    (15分)

    ・換気
    ・器内拭き取り
    ・器内装部品培養位置にセット

  • 滅菌時間
    約2時間半※1
    除染完了

※1:作業時間は当社測定によります。器内清掃や内装部品設置などの作業時間によって除染時間が変動します。

Integrated_Tray_Catches 部品点数約80%削減
器内清掃時間を大幅削減

器内の棚受けをなくした独自の内箱・棚受け一体構造の採用で、器内の部品点数を約80%を消滅。

内装部品点数の削減で、細胞培養の切り替え時などの清掃時間を大幅に削減。清掃時間 従来比約1/5。

※2:当社従来品MCO-19AICとの比較において

icon_incubators_touch 手袋をしたままでも操作可能
フルカラー液晶タッチパネル

大型フルカラー液晶タッチパネルを採用。さまざまなプロトコルを集中管理できます。抵抗膜式タッチパネル採用により、手袋をした状態で操作可能です。USBポートを標準装備。USBメモリーへログデータを移行し、PCで簡単に管理可能です。
記録期間は、2分間隔の場合1.5カ月分。

手軽に使える 約11時間 180℃乾熱滅菌タイプ MCO-170AICUVD

器内温度の立ち上がりが早く、温度分布のバラつきを低減した構造設計により、約11時間 180℃の乾熱滅菌を可能にしました。内装部品の耐熱性アップにより乾熱滅菌時もUVランプや内装部品の取外しも不要。滅菌後の温度・CO₂ガス濃度の再校正も不要となり、滅菌後すぐに、通常培養を再開できます。

850Lの大容量で、大量の試料に対応可能 MCO-80IC

大容量リ-チイン・デザインで大量培養に最適

PHCbiのCO₂インキュベーターには、大量の試料にも対応可能な大容量の機種もあります(MCO-80ICなど)。器内容量が大きいので、大量の組織培養を行う際だけでなく、細胞収穫の目的でもご使用いただけます。大量培養によるハイスループットも実現可能な、応用範囲の広がるインキュベーターです。

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導入事例 オランダのヒューブレスト・オルガノイド・テクノロジー 様

「ただ単に、最適な装置が必要だということです。当社の作業に不可欠なCO₂インキュベーターでは特にそうです。安定性とアラーム通知機能について特定の条件を満たすことと、インキュベーターが故障したり設定温度からわずかに外れたりした場合に記録されたデータからこうした情報を見つけ出せることも重要です。とにかく、ここにあるサンプルは重症患者に由来するものも多く、大変貴重なものです。それを考えると決して妥協は許されません。」

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eBook 効果的な使用法・製品選択の手引き・技術情報など

このeBookでは、細胞培養の再現性を高めるために重要な、以下の項目について解説しています。

  • CO₂・マルチガスインキュベーターとは
  • インキュベーターを設置する際の注意点
  • 使用上の注意
  • 清掃と除染の方法
  • 細胞培養用インキュベーターの基本的なお手入れ方法
  • コンタミネーションから守るためのヒント
  • コンタミネーション発生時の対処法
  • — 24時間UV殺菌システム
  • —過酸化水素( H2O2 )除染
  • —乾熱滅菌
  • 錆が発生した場合のお手入れ
  • 最適かつ効率的な実験手法
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