PHCbi

薬剤部の業務負荷削減には薬剤払い出し業務の機械化が不可欠

  • 処方変更に柔軟かつリアルタイムに対応する必要があります
  • 過誤投与防止、安全管理の必要性がますます高まっています

薬剤師の人材不足

  • 地方では薬剤師の確保が難しくなっています
  • 薬学部が6年制になったことにより、就活市場への放出にタイムラグが発生しています

薬剤師に求められる役割の変化

  • 平成24年4月から「病棟薬剤業務実施加算」が新設され、薬剤師が病院に常駐する等新たな業務が発生しています
  • 医療の質を高めるために、チーム医療のメンバーとして薬剤師が求められています

サービスの品質向上ニーズ

  • より丁寧な患者さんへの説明が必要になり、コミュニケーションに割く時間を増やす必要があります
  • 待ち時間の短縮や、患者さんのニーズに沿った対応など満足度向上が求められています

単純作業の多さは、人手不足と相まって、医療過誤につながる大きな要因となりかねません。
薬剤師に求められる役割が高度化・専門化しており、手作業での薬剤払い出し業務の機械化が必須ともいえるものになっています。

医療安全への貢献

薬品バーコードを使った、アンプルバイアルの誤払い出しの検知やハンディーターミナルによる薬品装填、未搭載薬品照合など払い出し薬品の間違い防止に貢献。また、混注の際の混ぜ合わせる量や各種情報の注射箋などへの記載により、安全性の向上に貢献します。

信頼性の高い安定稼動

ファクトリーオートメーション業界で培ったPHC のオートメーション技術を駆使して、高速で正確、かつ安定した稼動が可能です。(薬品破損率5万本に1本以下 ※1

※1 当社納入実績値による

多彩な品種の容器に対応

アンプル、バイアルのみならずプラボトル、キット薬品にまで対応するラインアップです。

700 施用/ 時間以上の高速払出※2

上位システムからオーダーデータを受け取り、患者様別の個人トレーに注射薬、注射箋、ラベルを高速に払い出すことが可能です。

※2 当社納入実績値による(施用単位での払い出し)

業務効率を上げるための構成、機能提案

アンプル、バイアル、プラボトルなど、払い出し量に応じたユニット構成を提案します。また、払い出したトレーを自動的にカートへ移載することにより、鑑査業務を分散化しスペースの有効活用が可能になります。

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PHCbiの注射薬払出システムが貢献する4つのポイント

安全に薬品を払出したい医療安全

誤って装填した薬品を払い出したことを検知する機能を搭載。薬品バーコードの利用や各種情報の記載により、より安全な薬品の払い出しに貢献します。

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時間を有効に使いたい業務効率

煩雑になりがちな注射薬払い出し業務。オートメーション技術を最大限活用して、現在の払い出し業務の煩雑さを改善することで、薬剤部門のみならず病棟などの薬剤業務の効率化に繋がります。

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運用を最適化したい最適運用

運用や設置スペースに合わせて、必要なユニットを選択。払い出しの向きも含め、動線を考慮した装置の配置が可能。また、定時や臨時など様々な払い出し運用に対応が可能です。

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定時、臨時ほか様々な払い出しに対応

平日定時払い出し、臨時払い出しのほかに夜間・休日など運用に応じた様々な払い出し方法が可能

システム構成の一例

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在庫管理・PDAの関連性

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必要な薬が不足する欠品を起こしてしまうと、患者さんの治療に悪影響を及ぼします。一方で過剰に揃えて置けばよいと言うものではありません。過剰在庫は時に期限切れにつながり、医薬品の品質低下につながることがあります。欠品を招くことなく、過剰在庫にならない様に在庫数を調節することが求められています。当院の場合は、医薬品の大多数は入院患者さんに使用されますので、入院患者さんの人数・状態などを考慮して、医薬品管理に努めています。

製品の機能一覧

トレー供給ユニット

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トレーは最大50枚までセット可能です。
専用の供給台車を使用することで、スムーズなトレイ補充が可能です。

プラボトル払出ユニット

  • プラボトルタイプの輸液480 本以上搭載
    ( 50ml~100ml)
  • キットHタイプの薬品も搭載可能
  • シリンジの搭載も可能(オプション)
  • ※搭載本数は、搭載薬品、形状による
  • ※イメージ画像はキットH タイプ
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アンプル、バイアルのみならず、100mlプラボトル、ソフトバッグ、プレフィルドシリンジまで対応可能です。

アンプル・バイアル払出ユニット

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  • 破損率は5万本に1本以下※1
  • 1 ユニット 149、143、124、106 カセットの4種類
  • 先入先出し、安定稼働、高速払い出し、在庫管理に最適な整列装填方式
  • 薬品カセットを取り出して薬品装填が可能
  • 搭載薬品の変更は、ガイド等の調整のみで可能(※ 一部特殊薬品を除く)
  • 薬品の装填量が一目でわかる窓付き
  • 薬品バーコード照合ヘッドによる誤装填薬の検知(オプション)

※1 当社納入実績値による

ラベル/注射箋投入ユニット

このユニットでタッチパネルで装置全般の操作が可能なため、1箇所でシステム全体の状況を把握することができます。
注射薬が払い出されたトレーに注射箋とラベルを投入します。
ラベルは施用単位で払い出すことができます。

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ラベル区分払出

ラベルは施用単位で払い出すことができ、トレーの区分ごとに投入されます。取り揃えおよび内容の確認ミスを防ぎます。
ラベルの自動出力は「投与時間」「本人確認」の抜け漏れ防止につながり、患者様の安全を守ります。

  • トレーへの払い出しを区分毎に施用単位にした場合
    ラベルも施用単位に払い出しが可能
    (ラベル区分払出ユニットにて実施)
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返品薬仕分/払出ユニット

専用トレー上に投入された返品薬品を薬品ごとに種類を判別し、仕分けることが可能です。
この仕分けは払い出し動作中に平行して行うことができ、仕分け後の薬品を使用期限を判別し、優先的に再払い出しします。
注射剤は患者様の症状変化に伴って処方内容が変更されることが多い薬剤でもあり、ロス削減と効率化の双方に寄与します。

返品薬仕分/払出ユニットの特徴

  • 仕分け速度は140本/時、払い出し速度は400本/時
  • GS1コードのない薬品はNGトレーへ
  • 返品薬の種類判別
  • 使用期限判別 / 期限切れ薬品除去
  • 注射システム連動による、仕分け済み薬品の優先自動払い出し
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トレー自動収納移載ユニット

トレーのカートへの搭載もオートメーション化が可能。
払い出し後に大きな輸液を載せることも考慮して、隙間を開けて収納することもできます。
緊急で払い出したトレーについては、カートに搭載せず、別場所へと払い出せます。

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完了トレーユニット

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注射薬、注射箋、ラベルのセット完了トレーを段積みすることが可能

払い出しが完了したトレイを一定の量、決められたユニットに積載することが可能です。
コンベアタイプを利用することで、トレーの段積み量を増やすこともできます。

払出トレー

トレーには、注射箋と施用ラベルなどの各種ラベルが、薬品とともに自動でセットされます。 週末は仕切りエリアの設定により、トレー枚数を節約できます。 オプションで電子カード、リライタブルカードの対応も可能です。

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薬品搬送カート

病棟ごとの払出対象患者数に応じて、2列・3列• 4列のカートを混ぜ合わせて運用可能

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製品の活用法ご紹介

動画で注射薬払出システムの各ユニットの概要やオプションについてご紹介しております。
稼働する注射薬払出システムの様子をご覧いただけます。

注射薬払出システムコンパクトシリーズ

中小規模病院向け注射薬払出システム「SMART PICKER」

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