薬品の頻繁な変更で薬局に起こりうる負担
ジェネリック薬品への変更や、医師の裁量での新薬追加、また既存薬品の規格変更に伴って起きる、錠剤の形状の変化。
錠剤の形が変わると、それに合わせた専用カセットも必要となり、その入手には発注から数日はかかります。
多い時は年に10回以上発生する錠剤の形状・サイズ変更は日々の業務の中で蓄積する手間となっています。
錠剤の「カセット」は実は大きな出費
メーカーは飲みやすい薬にしようと、日々サイズ・形状変更に努めていますが、その変更があるたびにカセットを入れ替えるのは、経済的にも手間としてもあまり得策ではありません。
ケース新調には一般的に3万円/カセット必要で、10回入れ替えれば30万円の経費に。
連絡がくるのも大体の場合、二週間前と余裕があるスケジュールとは言い難いものです。
ここにジェリック薬品(新薬)が追加ともなれば、さらなるコストもかかります。
また、退院時の長期処方では、普段カセットにセットしていないマイナーな薬品を大量に一包化することもあります。
従来のATCでは、升に1薬剤ずつ手で撒く必要があり、非常に時間がかかりました。
ミスなく、分包になるべく時間をかけずに日々の業務を行うためにも、ツールで省ける手間は削減する必要があります。