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貴重な生体サンプルの損失を避ける3つのポイント

日々の研究の成果である貴重な生体サンプルの損失は、ラボにとって非常に大きなリスクです。サンプル損失により、実験プロトコルをもう1度繰り返し、同様の生体サンプルを作り直さなければならない等、実験スケジュールの大きな遅延にも繋がり、ひいては研究成果発表の機会を逃すことにもなりかねません。また二度と作り直せない非常に貴重な生体サンプルも存在します。
貴重な生体サンプルを損失しないために、どのようなポイントに留意すべきでしょうか。3つのポイントでリストアップしてみました。

サンプルの取り扱い方法

  • サンプルを冷凍する際は-1~-3℃/分~-1~-10℃/分の速度でゆっくり行い、 解凍の際は、37℃のウォーターバスで3~5分で素早く行う。

ラボ運用によるリスク回避

  • サンプルを分割して、近隣や別棟の研究室のフリーザーに保存しておく。
     緊急時のサンプル移動を想定したプロトコルを準備しておくのが効果的です。
  • 機器故障を想定して、庫内を冷やすためのドライアイスを確保しておく。

超低温フリーザーのメンテナンス

  • フリーザーの扉に水分が付着すると、霜ができて、扉が確実に閉まらなくなる。
    扉のゴムパッキンを拭いて水分を取り除くとともに、定期的な庫内の霜取りを行う。
  • 扉のゴムパッキンの状態を確認する。経年劣化していたら取り換える。
  • 扉を長時間開けっ放しにしないために、ラベル等を使ってサンプルを整理・整頓する。
  • メンテナンスを怠らない。例えば半年に1回、1年に1回はメーカーで定期点検する。
  • 「庫内温度の激しい変化」「いつもと異なる運転音」などの兆候がある場合は、 メーカーに点検を依頼してください。
  • フリーザーの運転状態を常時把握しておくため、モニタリングシステムを導入する。
  • 10年前以上の製品をお使いの場合、修理部品の供給が停止している可能性が高いので、 買い替えをお勧め致します。
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