環境の取り組み

サーキュラーエコノミー社会の
推進

目指す姿

人間や生物が必要とする資源は限られており、リサイクルを行い無駄なく活用することは、環境への負荷を減らすだけでなく経済の成長も同時に実現します。PHCグループは、マテリアリティの一つに「サーキュラーエコノミー社会の推進」を特定し、廃棄物の再資源化の目標を定め、持続可能な社会への貢献と企業価値向上のため、目標達成に向けた取り組みを行っています。

取り組み

製造拠点・ラボ等におけるリサイクル割合
ーPHC松山地区ー

具体的な取り組みとして、PHC松山地区では血糖値測定センサの製造工程において、製造仕様の最適化によりプラスチックフィルムの有効使用率を改善し、先進的な生産技術と厳格な品質管理を組み合わせることで製造効率を高めています。

この結果、不良品の発生および廃棄物の量を減少させ、コスト効率も向上させつつ、環境への負荷を軽減する持続可能なビジネスモデルに貢献しています。また、PHC松山地区では特例子会社PHCアソシエイツの従業員が、オフィスの廃棄物を回収・分別・管理し、分別が守られない場合は注意を促すなどの啓発の取り組みを行っています。その結果、 PHC松山地区では、90%以上のリサイクル率を達成しています。廃棄物置き場はきれいに分別され、有価で買い取られる廃棄物も多くあります。また、繰り返し使用可能な備品は「リサイクルコーナー」で従業員が再利用できる仕組みを整えています。

廃棄物分別現場写真 イメージ
廃棄物分別現場写真(松山地区)
分別作業の様子 イメージ
分別作業の様子

担当者の声

曽我 元彦

曽我 元彦PHCアソシエイツ株式会社

松山地区エコステーションの役割は、各職場から回収された廃棄物を処分品や有価売却品に分別するだけではありません。再利用できる処分品をリサイクルコーナーに置いて、従業員が自由に持ち帰り、各職場でリサイクル活用できるような環境も整えています。スタッフ全員が、私たちにできることは何か?を常に考え廃棄物の低減に取り組んでいます。

暗黙知の見える化 ~モノづくり道場~

PHCグループでは、環境・安全・品質に関する全社的な教育を行っています。PHCバイオメディカ事業部では、「モノづくり道場」を通じて、より高品質な製品を生み出すためのスキル教育や安全教育を実施しています。
この道場では、実際のモノづくり作業を体験することで、一定レベル以上のスキルを身につけるとともに、安全意識を全員が学ぶことができます。
さらに、従業員のスキルマップを作成することで、スキルの可視化を行い、効果的なチーム編成や今後身につけるべきスキルの明確化、必要なスキルを持つ人への協力依頼など、さまざまな面で効果を発揮し、組織全体の運営に役立てています。

モノづくり道場スタッフ イメージ