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医療テック記事 医師 事務長 2021.03.25
温故知新!壊れにくく安全な「体温計」ができるまで
世界初の体温計は、17世紀初頭、イタリア人のサントリオ・サントリオによって考案された。彼は人間の身体が使うエネルギー量について研究するため、巨大なハカリに乗って食事と排泄以外は身体を動かさず、摂取物と排泄物の重さを比べる実験を実施。その結果から、じっとしていても人間の身体からは「何か」が蒸発していると考えた。そこで、人が発するもののひとつである「熱」に興味を持ち、体温を数値化できないかと研究を重ねる中で、ガリレオ・ガリレイが発明した温度計に着目。空気の膨張を利用して体温を測定する世界初の体温計を製作したといわれる。
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医療テック記事 医師 事務長 2021.03.25
温故知新!日本における「人体模型」の歴史
本来は人間の身体のしくみを勉強するためのものだが、その精巧さゆえ学校の七不思議でもよく登場する理科室・保健室の「人体模型」。骨格が一目でわかるガイコツ型や、臓器の配置が学べる開腹型などの模型が真夜中の学校で動きだすというリアルな設定は、幼いころよく耳にしたもの。<br> そういった学校の怪談話の定番でもある教材用人体模型は、日本では1600年ごろ紀伊藩医の岩田道雪(いわたどうせつ)によって初めて製作されたといわれている。その全長は約80㎝で、材質は木製。当時の鍼灸治療の教材に用いるため、白漆喰で仕上げた上塗りの表面に、全身の経絡とツボを墨で記入した。室町時代に中国に渡り医術を学んでいた竹田昌慶(たけだしょうけい)が、帰国の際に王室からもらいうけた銅人形がこの人形のベースになったという。洪武帝后の難産を助けたことで名声を博した昌慶が、1378年に多くの医書などとともに日本に持ち帰った銅人形には経絡やツボが刻まれ、ツボに鍼が的中すると水銀が出る仕掛けになっていた。それにヒントを得て、独自のアレンジを加えてつくられた道雪の経絡・ツボ人形は、わかりやすさから江戸時代の鍼灸医たちのあいだで評判となった。<br><br> その後、本草学の進歩と『解体新書』に代表される西洋医学の知識の普及により、江戸時代の医療はめざましい発展を遂げた。その過程で、寛政4(1792)年に誕生した人体模型が「木骨」である。江戸時代の日本では、医学研究のためでも解剖はもとより人骨を手元に置くことさえ禁じられていた。しかし、実際の人体骨格の構造を知ることの重要性に気づいた広島の整骨医・星野良悦は、藩に死体研究の許可を懇願し、職人・原田孝次に木製の骨格標本模型をつくらせた。製作期間約300日をかけて完成した木骨は、『解体新書』の図よりもはるかに正確で、「身幹儀(しんかんぎ)」と命名されて杉田玄白ら蘭学者たちの絶賛をうけた。
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医療テック記事 医師 事務長 2021.03.25
温故知新!古代エジプトから使われる「メス」の歴史
メスはオランダ語でナイフを意味する「mes」が、幕末より定着した言葉。英語では「scalpel」または「knife」、ドイツ語では「Messer」と呼ばれる。メスを使う外科医療の歴史は古く、古代エジプトまでさかのぼるといわれる。パピルスに残された史料によると、当初は黒曜石を鋭利に加工しただけのものをメスとして利用していたが、紀元前16世紀には小型で刃の部分が小さいメスやナイフが登場した。頭蓋骨を開頭した痕跡のあるミイラも発見されていることから、古代エジプトでは脳外科手術がおこなわれていたという一説もある。
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医療テック記事 医師 事務長 2021.03.25
温故知新!「血圧計」が多様化するきっかけ
古代エジプトのパピルス文書や中国最古の医学書といわれる『黄帝内経』には、脈拍を認識させる記述が残っているものの、17世紀まで世の中に「血圧」の概念は存在しなかった。それどころか長い間、血液は肝臓で作られているという通説がまかりとおり、心臓の機能すらわかっていなかった。<br> 1628年になってようやく、イギリス人の医師ウィリアム・ハーヴェイが『心臓と血液の運動』を発表し、人間の血液が心臓から送り出されて再び心臓に戻るということを解明した。しかし、この血液循環説をもってしても、「血圧」の概念に気づく者はいなかった。<br> それから約100年後の1733年、イギリス人の牧師ステファン・ヘールズが、馬の頚動脈に3メートルのガラス管を挿入すると約2.5メートルの高さまで血液が上昇し、心臓の拍動にあわせて上下運動することを発見。血液は、心臓の収縮運動によって送り出されている事実を突き止め、ついに「血圧」の概念に思い至る。さらに、この馬の血圧が呼吸や体動などの外因によって変化することも明らかにした。しかし、当時の医学界における「血圧」の重要度が低かったためか、測定装置の開発は遅々として進まなかった。
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クリニック経営 医師 事務長 2021.03.25
失敗しないクリニック経営の分析
一般診療所数は全国で10万件を超え、安定したクリニック経営を維持するためには差別化が必要な時代となっています。どのような視点で差別化をすべきか見極めるためには、きちんとクリニックの現状を知ることが重要です。今回は現状を知るための経営分析についてご説明します。
#事業計画 #開業直後の悩み #システム入替 #開業検討
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クリニック経営 医師 事務長 2021.03.25
医療の先達「手塚治虫」「森鴎外」
1928~1989年。大阪府豊中市生まれ。46年に漫画家デビュー以来、『鉄腕アトム』『リボンの騎士』などのヒット作を連発した。60年代後半の低迷期を経て、『ブラック・ジャック』などにより復活。日本が誇る漫画の神様である。漫画を日本が誇るカルチャーに育て上げた「漫画の神様」、手塚治虫。戦中に医学を学んだ彼は、豊かな想像力と表現力を駆使して、医療漫画の金字塔『ブラック・ジャック』を描きあげた。
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クリニック経営 医師 事務長 2021.03.25
医療の先達「斎藤 茂吉」「北里柴三郎」
医療の先達に学ぶ。「斎藤 茂吉」「北里柴三郎」のまっすぐな生き方とは?
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クリニック経営 医師 事務長 2021.03.25
医療の先達「アルベルト・シュバイツアー」「アガサ・クリスティー」
1875~1965年。当時ドイツ領だったアルザス生まれのフランスの神学者・哲学者・音楽家・医師。「生命への畏敬」を提唱し、現在のガボン共和国のランバレネに渡り、医療と伝道に献身。1952年にノーベル平和賞を受賞した。<br>アフリカの人びとの医療や教育に半生を捧げ、ノーベル平和賞を受賞した努力と勇気の人、シュバイツアー。その功績は「密林の聖者」「アフリカの光明」と今でもたたえられている。
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薬局経営 薬剤師 薬局経営者 2021.03.25
ショートカットキーで「業務効率化」は薬局でも
日常において、パソコンのショートカットキーを使うことによる効率化を体感している方は多いはずです。薬局の処方入力業務も同じように、ショートカット操作で簡単に効率化ができることはご存知でしょうか。
#業務効率化 #システム入替
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薬局経営 薬剤師 薬局経営者 2021.03.25
経験に左右されにくい薬局体制はシステムの活用を
電子薬歴やレセプトコンピューターのチェック機能をうまく活用することで、薬剤師間の知識や経験の差をうめることができます。特にチェック項目が多い調剤業務は差がでやすいポイントです。今回は薬剤の粉砕や分割などのチェックに関するシステム活用についてご紹介します。
#業務効率化 #システム入替
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