2020年1月22日
PHC株式会社
PHC株式会社(本社:東京都港区)は、このたび、新しいクラウド対応ソリューション「Medicom Cloudシリーズ」の第一弾として、診療所用医事一体型電子カルテ「Medicom-HRf Standard(*1)」を発売しましたのでお知らせいたします。
クラウド型電子カルテは、医療施設内にサーバーを置くオンプレミス型(*2)電子カルテに比べて、定期的なセキュリティ更新や情報のバックアップ作業などの管理負担が軽減できるなどのメリットがあります。一方、クラウドサーバーのみで電子カルテのアプリケーションを動作させるため、インターネット接続の切断によって業務の継続が困難になるだけでなく、データ破損のリスクも生じます。また、利用端末側のブラウザの条件や環境によって、操作や作業スピードが制限されるなど、クラウドサーバー単体の運用には依然として課題があります。
「Medicom-HRf Standard」は、「Medicom Cloud運用継続サービス(*3)」を付加することで、オンプレミス型運用にクラウドを融合させたハイブリッド型運用を実現する電子カルテシステム(*4)で、通常時は医療施設内サーバーを利用することでスピーディに操作を行い、施設内サーバー障害時にはクラウド上のアプリケーションに切り替えることを可能としています。クラウドサーバーと医療施設内サーバーがリアルタイムで同期し、最新の医療データが常時双方に複製保存されるため、患者さんへの医療サービスを効率的に継続することが可能です。
PHC株式会社は、糖尿病マネジメント、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行うグローバルヘルスケア企業であるPHCグループの日本における事業会社です。このたび発売した「Medicom Cloudシリーズ」は、国内のヘルスケアIT事業における製品ラインアップの拡充を目的とするものです。
PHCにて取締役およびメディコム(*5)事業部長を務める大塚孝之は、「当社は、1972年に日本で初めて医事コンピューターを発売して以来、蓄積された経験と知識を活用し、医療情報システム分野において医療IT業界をリードする製品を提供してまいりました。日本のヘルスケアサービスにおいてベストインクラスのプレシジョンとデジタルソリューションを提供するリーダーとなることを目指す当社は、これより『Medicom Cloudシリーズ』のさらなる展開を図り、より利便性の高いオンプレミスとクラウドのハイブリッド型サービスの提供を推進します。今後も、医療をめぐる環境やニーズの変化を予測し、医療従事者の皆様に、より最適なソリューションを提供することで、より質の高い医療の実現に向けて貢献してまいります」と述べています。
(*1) mc.phchd.com/solution/mchrf
(*2) サーバーやソフトウェアなどの情報システムを、使用者が管理している施設の構内に機器を設置して運用すること
(*3) オプションサービスwww.phchd.com/jp/medicom/solution/cloud
(*4) 関連特許出願中
(*5) PHCにおけるヘルスケアIT製品のブランド名
<PHC株式会社・メディコム事業部について>
PHC株式会社は、糖尿病マネジメント、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行うグローバルヘルスケア企業であるPHCグループの日本における事業会社です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念として、付加価値の高い製品・サービスを世界125カ国以上のお客様にお届けしています。メディコム事業部は1972年に国内で初めて医事コンピューターを開発、発売して以来、事業ブランド「メディコム」を掲げ、電子カルテシステムをはじめとしたヘルスケアIT製品・サービスの提供を通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率改善に取り組んでいます。
URL: www.phchd.com/jp/medicom/about
お問い合わせ先
PHCホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション部
電話:03-6778-5311
以 上