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プレスリリース:がんワクチン療法における自動免疫検査システム (automated-Specific Immuno-monitoring System)の 共同開発契約を締結

2013年7月17日
パナソニック ヘルスケア株式会社
オンコセラピー・サイエンス株式会社

パナソニック ヘルスケア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山根 健司)とオンコセラピー・サイエンス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:角田 卓也)は、このたび、がんワクチン療法の効果を判定するための免疫検査を自動で行うシステム(automated-Specific Immuno-monitoring System)を共同で開発する契約を締結いたしました。

従来のがん治療では、外科手術療法、化学療法、放射線療法といった治療法が選択的に行われてきましたが、近年、患者さん自身の免疫反応を利用した、がんワクチン療法の開発が急速に進んでいます。がんワクチン療法は副作用が軽微であり、患者さんへの負担が少ないことから、新たな治療法として期待されています。

パナソニック ヘルスケア株式会社では、グループの総合技術力を活かして、一人ひとりに最適なヘルスケアを実現するために様々な医療機器の開発に取り組んでいます。
オンコセラピー・サイエンス株式会社では、がんペプチドワクチン療法※の臨床開発と同時に、ワクチン療法の効果を客観的に判定する免疫検査について、ノウハウの蓄積、ISO取得など体制の整備に取り組み、免疫検査システムを構築してまいりました。さらに、重要な課題となっている免疫検査の標準化に向けた取り組みも進めてまいりました。

今回両社は、がんワクチン療法における免疫検査工程を自動で行う検査システム(automated-Specific Immuno-monitoring System)を共同で開発することに合意いたしました。本システムが開発され、実用化されることにより、がんワクチン療法における客観的な免疫反応の効果判定が確立でき、がんワクチン療法の臨床開発を加速させることが考えられます。

パナソニック ヘルスケア株式会社のメカトロニクス技術・医療情報技術と、がんペプチドワクチンの国内外の治験を主導するオンコセラピー・サイエンス株式会社の創薬技術の融合により、両社は本システムの2014年度初旬の実用化を目指すとともに、がんワクチン療法における免疫検査の世界基準を目指し、鋭意取り組んでまいります。

※がんペプチドワクチン療法:ペプチドを患者さんに投与することによって、がん細胞を攻撃できるリンパ球を誘導するがん免疫療法。

報道関係者様 お問い合わせ先

パナソニック ヘルスケア株式会社 経営企画グループ 広報チーム TEL:03-5408-7293
オンコセラピー・サイエンス株式会社 管理本部 TEL:044-820-8251

以上

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