PHC
自律的
キャリア形成

PROFILE

Y.K
PHCホールディングス(株)
本社部門 事業開発部 事業開発推進室
2017年入社

大学院(修士)では生物工学を専攻。微生物の代謝能力を生かした有用物質の生産に関する研究を経験。医療業界に興味を持ったキッカケは、学生の悩みを聴くボランティア活動。この経験を通して人の健康に貢献できる仕事がしたいと考え、研究室で使用していた機器を製造・販売している医療機器メーカーのPHC(株)に入社(のちPHCホールディングス(株)に出向)。

K.M
PHCホールディングス(株)
本社部門 事業開発部 事業開発推進室
2019年入社

宇宙物理学を大学院(修士・博士)で学び、X線観測装置の研究開発や衛星データの解析を経験。学位取得後の進路を考えたときに、より直接的に社会に還元できるテーマで研究がしたいと思い、小学生の頃から興味のあった医療業界に挑戦することを決意。機会の豊富さとキャリア形成の幅広い可能性に魅力を感じ、PHC(株)に入社(のちPHCホールディングス(株)に出向)。

Theme 1 入社後のキャリア

Y.K

AI経験ゼロからのスタート。
常に刺激的なテーマに向き合い
一歩ずつ成長していった。

私は学校では生物工学を専攻していた為、プログラミングの経験がゼロの状態から、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。入社して2年間は電子カルテシステムの開発を担当。この期間でエンジニアとしての基礎を培いました。
AI関連の業務に挑戦したのは、会社の中でAI開発チームが発足された入社3年目。それ以降、社内の業務効率化の為のAIシステムの開発に携わり、これまでに複数の現場にAIシステムを開発・導入しました。現場によって、取り扱うデータ形式(数値、画像など)が異なる為、必要な技術も異なります。また、現場が抱える課題も多種多様である為、密なコミュニケーションが求められます。従って、「技術」と「コミュニケーション」といった両方のスキル面で、大きく成長できたと思います。
現在はAIやデータ利活用関連の新規事業開発など、これまでの経験を活かしたビジネスの創出に挑戦しています。常に新しいポジションで、やりがいの大きなテーマに向き合えるからこそ、自分自身の成長を感じながら働けています。

K.M

「AIの技術」×「病理の知識」
自分にしかできない
開発に挑戦しています。

私もAIに関する知識はまったくありませんでしたが、入社後すぐにAIの開発に携わる機会をいただけました。病理画像の分類を行うためのAI開発プロジェクトに入社1年目から参加。医用画像の公開データを用いた基礎検討から携わり、開発業務を担当。実際に検査現場に赴き、臨床データを用いた研究開発を主導していました。
AIの開発プロジェクトを通し、AIの技術の凄さはもちろん、「病理」という分野の奥深さも知ることができました。様々な医学系の学会にも参加し、病理やがん領域の研究にも主体的に関わり知識を蓄積しました。
この経験はとても貴重で「AIの技術」と「病理の知識」の両方を駆使しながら、AI開発に携われるメンバーはあまりいないため、自分らしい強みを活かしながら開発に携われています。

Theme 2 現在の挑戦

Y.K

AIエンジニアの経験や知識を活かし
ビジネスを生み出す側で
新しい挑戦に取り組めています。

現在はエンジニアとして得た知見や技術力を活かしながら、PHCグループの新しいビジネスを生み出すための挑戦を行なっています。現在は、データ収集や各事業体との意見交換を進めているフェーズです。これまで担当してきたエンジニアとしての仕事ではないため、戸惑う事も多いですが、とても新鮮です。
向き合うメンバーも変わりました。役員や事業の責任者ともMTGを行いますし、複数の事業部のメンバーの架け橋となり、意見を集約することもあります。
新しいビジネスを考える際に欠かせないのが「PHCグループだからできる事業の創出」。事業競合は世界中にたくさん存在しますが、PHCグループの強みは様々なアセットを保持していることです。「市場のニーズ」「競合との差別化」を見極めながら、「自グループのアセットの優位性」でどう戦っていくか。あらゆる側面から考え抜き、勝ち筋を見つけ出します。

K.M

活躍の舞台は世界。
アメリカなどのメンバーとも協業し
新製品の上市を目指しています。

私は引き続き、AIの開発に携わっていきますが、当面の目標はPHC グループで、AI ツールを搭載した製品を更に生み出すことです。
これまでは、どちらかというとエンジニアとして開発に向き合うことが多かったですが、現在はグループ会社との交渉の窓口も担当しています。海外拠点のメンバーとMTGを実施することも珍しくありません。また、AIを作る上で必要不可欠なデータを得るために、海外の医療機関との協業も検討しています。
時には難しい局面もありますが、グローバルに展開しているPHCグループだからこそ、周りからのサポートも充実しています。ビジネス面で課題があれば上司に相談し、AIの技術に関してはY.Kさんにもサポートして頂いています。各分野のエキスパートがいるからこそ、安心して自分の仕事に打ち込めます。

Theme 3 成長の機会

Y.K

副業で外部の
スタートアップチームにも参加。
事業の立ち上げに携わっています。

現在、私はPHCホールディングスの業務を行いながら、外部の研究開発法人のスタートアップチームに所属し、副業にも挑戦しています。立場としてはAIエンジニア。会社ではビジネス創出をミッションとして働いていますが、副業ではAIの技術を追求する立場で経験を積んでいます。
数名程度の小規模なチームだからこそ、スピード感や一人ひとりが担う責任も大きく、大変な面もありますが、学ぶことが多くあります。AIエンジニアですが、事業を生み出す過程を間近で見られることは今の会社の業務にも役立っています。「事業の立ち上げの際の壁はどこにあるのか」「解決方法を考える際のポイント」など、当事者として向き合うからこそ得られる経験は貴重です。

K.M

医科大学で学び、
卒業研究で最優秀賞を受賞。
医学の知識をさらに深めます。

医療機器メーカーにいながら、医学や生物の知識が無いことに悩んでいた時に、当時のPHCの研究開発部門のセンター長から声がかかり、医科大学の社会人向けカリキュラムに参加しました。1年間で医学部6年間分のダイジェストを学ぶという内容で、解剖学、生理学、薬理学、病理学など、幅広い分野の知識を講義と実習を通して学ぶことができました。
また、ゼミにも所属し、30年後の未来医療をテーマに調査研究も行っていたのですが、幸いにも卒業研究の内容で最優秀賞を授賞でき、とても嬉しかったです。
業務とのバランスを取りながら働くことが求められましたが、受講期間中は日々新しい発見がたくさんあり、とても充実した毎日を過ごすことができました。今後は大学院への進学も検討しており、医科学分野で研究を続けていきたいです。

Theme 3 挑戦の原動力

Y.K

AIの力で医療従事者も幸せになる
ソリューションを提供したい。

医療現場の労働環境は非常にタフで、常に時間に追われています。
AIやシステムを導入することで、効率的に作業を進められるようになり、まずは、医療従事者ご自身の健康も守っていただくことが重要。加えて、ビジネスや売上にもプラスの効果を出せるように進められればベスト。そのためにPHCグループは現場のニーズを汲み取ったサービスや製品を生み出すことが求められています。
根底にあるのは、患者さんに限定せず「困っている人たちの力になりたい」という気持ちです。そのために、医療現場の改革のソリューション、新商品の開発など、さまざまな挑戦を行っていきたいです。

K.M

見つめ続けるのは、医療分野の課題。
解決に必要な知識を
貪欲に吸収していきます。

私が大切にしているのは「医療現場における課題を解決したい」という想いです。正直言うと、AIのようなテクノロジーはただの手段で、あまり興味はありません。解決すべき現場の課題が先にあって、その解決策としてAIが有用なのであれば、それを採用するという考えです。ただ、AI開発は意外と泥臭くて、何度も試行錯誤を繰り返して性能を高めていくのですが、こうしているうちに不思議と愛着が湧いてきます。これがAI開発の一つの醍醐味かなと思います。
私の原動力は、目標や課題を起点に、それを達成するために必要な努力を惜しまない姿勢です。苦手意識のある語学やAI技術にも真摯に向き合いながら、専門分野の知識を深めることも重視しています。どんな分野であっても、挑戦することで成長し続ける自分でありたいと考えています。
PHCにはそういった社員の願いを支援し、サポートしてくれる環境が広がっています。「してはいけない」ことはなく、手を挙げれば挑戦できる機会があります。その環境を活かせるかは自分次第。自分自身のwillを大切にしながら、課題に向き合っていきたいです。