電子処方箋の関心度調査
電子処方箋制度スタートに対する認知度は88.1%で、約9割近くが制度を知っていると回答しました。ほとんどの薬剤師が電子処方箋の制度を認知しており、内容に認知については57%という結果でした。
電子処方箋の認知度
電子処方箋を知っているかお聞きしました。
認知している層は前回より8%増加し、88%という結果でした。
内容の認知については57%にとどまりました。
電子処方箋の導入意欲の高さ
電子処方箋の導入意欲の高さについてお聞きしました。
すでに導入済みであったり、導入待ちだと回答した薬剤師は37.9%で、システム選定・決定者の回答は6割超にのぼりました。
導入したい・導入する方向であると答えた前向き層の回答が最も多かった前回調査に比べ、前向き層は減少しました。減少した前向き層はすでに導入済みであったり、導入待ち層にシフトしている結果となりました。
電子処方箋の導入に前向きである理由をお聞きしました。
最も高かった回答は「国の政策上、いずれ必要になる」でした。導入しないと不都合になると意識して電子処方箋を導入されたようです。
電子処方箋の導入に様子見、後向きである理由もお聞きしました。
手間を感じるとメリットも感じないようで、内容の理解不足も回答にあがりました。
電子処方箋導入に対して気になっているポイントについてお聞きしました。
運用後のイメージが明確になっておらず、そもそもメリット・デメリットを把握していないという回答が最も多い結果でした。
電子処方箋導入後の感想
電子処方箋導入後の感想をお聞きしました。
最も多かった回答は「導入前と変化なし」でした。
その次に多かった回答は「受付業務の効率化」、「服薬指導の質向上」でした。
電子処方箋導入意欲の向上調査(補助が出る場合)
電子処方箋導入に際し、補助が出ることへの認知度と導入意欲が向上するかお聞きしました。
補助金の認知は54%と前回調査に比べて5%程度微増という結果でした。
また、導入意欲の変化についても前回調査と大きい変化はなく56%程度にとどまりました。
電子処方箋の内容に対する知識の高さ
電子処方箋の内容についてどのくらい認知されているかお聞きしました。
HPKIカードの必要性、重複投薬チェックができることなど運用必須要件の知識に関する認知は6割超という結果でした。
その他の細かいメリットは、薬剤師にとってはメリットと感じづらかったり、活用方法のイメージが湧いていないことがわかりました。