調査概要
- 調査月 :
- 2024年10月
- 年代の内訳:
- 開業医…
20代0.5%、30代2.8%、40代15.6%、50代28.4%、60代45.0%、70代7.8%
勤務医…
20代2.6%、30代9.8%、40代18.7%、50代32.7%、60代29.9%、70代6.4%
- 有効回答数:
- 1,176名
- 調査パネル:
- 外部調査会社のアンケートパネルを使用
(ウィーメックス株式会社調べ GMOリサーチ プラットフォーム利用の調査)
※MA:マルチアンサー(複数回答)=選択肢の中から複数選択する形式
※SA:シングルアンサー(単数回答)=選択肢の中から1つ選択する形式
電子処方箋の関心度調査
今回の調査結果では、開業医の電子処方箋制度スタートに対する認知度は82%、勤務医は54.4%という結果になりました。
2024年3月の調査から比較すると、開業医の認知層の推移は80%台を保持という結果でした。
電子処方箋の認知度
電子処方箋制度が開始されたことを知っているかお聞きしました。
開業医は82%と8割台を保持しています。
電子処方箋の内容について認知度の高さを調査したところ、開業医は50.5%と前回調査に比べて横ばいの結果となりました。勤務医についても28.5%と横ばいの結果です。
HPKIカードの認知率と保有状況
HPKIカードの認知率と保有状況についてお聞きしました。
開業医の48.2%がHPKIカードを認知しており、勤務医は32.5%がHPKIカードを認知しているという結果でした。HPKIカードを認知している人の中でも、特に開業医のHPKIカードの保有率は申請中も含めると63.8%と前回に比較して微増という結果でした。
前回調査と比べて開業医のHPKIカード認知率は横ばいですが、保有率は上昇傾向です。
電子処方箋の導入意欲の高さ
電子処方箋の導入意欲の高さについてお聞きしました。
開業医「導入済」の層は22.9%となり、「様子見」層が前回より約5%減少しております。導入の進捗はやや鈍化している様子が伺えました。
開業医を対象に、電子処方箋の導入に前向きな理由もお聞きしました。
理由として多かった回答は、「国の政策上、いずれ必要になる」というものでした。
開業医を対象に、電子処方箋の導入について後ろ向きである理由をお聞きしました。
最も多い回答を獲得したのは「導入する手間を面倒に感じる」、「内容が分かるが、メリットを感じない」でした。
電子処方箋導入意欲の向上調査(補助が出る場合)
電子処方箋導入に際し、補助金が出ることを知っているか開業医のみを対象にお聞きしました。
認知率は前回調査から55.7%と約4%上昇し、過半数の開業医が補助金制度を認知していることがわかりました。
電子処方箋導入に際し、補助が出る場合は導入意欲が向上するか、開業医のみを対象にお聞きしました。
約4割が導入意向を示し、前回調査に比べて前向きな姿勢へと変化が見られました。
電子処方箋の内容に対する知識の高さ
電子処方箋の内容についてどのくらい認知されているかお聞きしました。
全体として内容理解は進んでおり、特に重複投薬に関する項目は過半数の開業医が理解していることがわかりました。