令和5年1月から運用が開始される電子処方箋。導入をスムーズに進めるには、患者さんの理解を得ることが不可欠です。そのために活用できる周知広報資材が、厚生労働省から配布されています。今回はその詳細をご紹介します。
厚労省の電子処方箋ページ
周知広報資材は、厚労省の電子処方箋ページに掲載されています。このページでは、こうした資材のほかにも、電子処方箋に関するさまざまな情報や資料を医療機関・薬局・システムベンダ向けに提供しています。
たとえば、電子処方箋の概要資料のように、これから電子処方箋について学びたい方に最適な情報から、過去の説明会の資料やアーカイブ動画、運用ガイドライン等の情報まで、幅広い内容が網羅されています。動画などのメディアも掲載されており、医療機関や薬局での研修等に活用することも可能です。動画では、電子処方箋の利用方法やメリットなど、幅広いトピックが取りあげられています。
掲載内容は頻繁にアップデートされていますので、最新の情報を確認できます。電子処方箋について知りたいときは、まずこのページにアクセスすると良いでしょう。
周知広報資材を活用しよう
さらにこのページでは、電子処方箋について患者さん向けに説明したポスターも提供しています。「電子処方箋を導入したいけれど、患者さんに分かりやすくお伝えするにはどうすれば良いのだろう」とお悩みの医療機関・薬局の方には特におすすめです。これを印刷して院内・局内に掲示しておけば、患者さんに電子処方箋の概要や利用方法をお知らせすることができます。
医療機関・薬局が電子処方箋に対応していることをお知らせできるポスターも用意されています。こちらを活用すれば、「電子処方箋を使ってみたいけれど、どの医療機関・薬局に行けば良いのだろう?」とお考えの患者さんに自院・自局をアピールすることも可能です。電子処方箋のメリットも記載されているので、電子処方箋に詳しくない患者さんに、新たに興味を持っていただくきっかけにもなるでしょう。
いずれも情報が分かりやすくコンパクトにまとまっていますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。