サステナビリティ

トップメッセージ

PHCグループの経営理念は「わたしたちは、たゆみない努力で健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献します。」です。1969年の創業以来、私たちは時代をリードする製品開発とサービスの提供を行っています。社名やブランド名が変わっても、精緻なモノづくりに対する信念は変わりません。その脈々と引き継がれた信念と品質へのこだわりをもって、今日まで成長を遂げてきました。

現在、世界中で地域・収入による医療の質や医療アクセスの格差がおきています。又、医療費の増加が社会課題になっています。一方で、健康増進や予防・未病に対する意識の高まりが、医療機器・サービスに対するニーズの多様化を導き、医療業界では細胞遺伝子治療や再生医療等の最先端治療が活発化しています。PHCグループでは、ヘルスケアジャーニーにおいて様々なタッチポイントを有するという当社の独自性を生かし、成長機会への投資を通じて、医療の質とアクセスの向上に取り組んでいきます。

PHCグループでは、私たち役職員が単に一つの事業会社や部門に属しているのではなく、PHCグループの一員であることを示すスローガン「One PHC」を掲げています。様々な事業で、多岐にわたる医療ニーズに対応しようとも、PHCグループの共通した経営理念の下、国境や言語を越えて協力し、様々な医療ニーズに向き合いステークホルダーに価値を創造します。環境、社会、ガバナンスの3分野においても「One PHC」で活動し、サステナビリティへの取り組みをグループ一丸で推進していきます。

  • 環境への取り組みでは、気候変動への対応、自然資源の保全、サーキュラーエコノミーの推進を行います。国内外においてISO14001の認証を取得し、エネルギーの効率的利用や環境に配慮した製品開発など、環境保全活動に取り組んでいます。
  • 社会への取り組みでは、ヘルスケアイノベーションの創出を通じて社会に貢献し、多様性の尊重とエンゲージメントの向上を通じ活力のある組織文化を醸成します。こうした取り組みの一環として、従業員エンゲージメント調査を定期的に実施し、全従業員が参加するグローバルタウンホールミーティングを開催しています。そして、企業の持続的な成長にとって欠かせない人的資本も強化していきます。
  • ガバナンスへの取り組みとして、取締役会の実効性評価、リスク管理、サイバーセキュリティ、内部監査、社外取締役など、複数のチェックポイントを通じて、経営の監督を行っています。また、経営の健全性、効率性、透明性を徹底し、企業価値を持続的に向上させるという観点から、コーポレート・ガバナンスに基づき、効率的なガバナンス体制を構築しています。

当社はグローバルで展開するヘルスケア企業として、事業の枠を超えて社員が互いに協業し、人財やイノベーションに通じるアイデアを共有できる仕組みを構築し、時代を先取りする製品やサービスを生み出していきます。

私たちPHCグループは、これからも健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献してまいります。

代表取締役社長CEO
出口 恭子
出口 恭子