ニュース2月6日(火)
アセンシア、CGM事業部長にBrian Hansen氏が就任 ~持続血糖測定(CGM)市場でのPHCグループのプレゼンスを強化~
PHCホールディングス株式会社(本社:東京都港区、以下「PHCHD」)とSenseonics Holdings, Inc.(ニューヨーク証券取引所証券コード:SENS、以下「Senseonics社」)は、Ascensia Diabetes Care Holdings AG(本社:スイスバーゼル、以下「アセンシア」)において2024年2月6日付けで新設されたCGM事業部長に、糖尿病業界のスペシャリストであるBrian Hansen氏が就任したことをお知らせします。Senseonics社は、糖尿病を持つ患者さま向けに長期間皮下に埋め込む持続血糖測定(CGM)システムの開発・製造を行う医療技術企業です。アセンシアはPHCHDの事業子会社であり、Senseonics社の持続血糖測定(CGM)システム「Eversense®」を独占販売するなど、糖尿病の分野でグローバルに展開しています。
Brian Hansen氏は、CGMシステム「Eversense®」のグローバル展開と成長をリードします。「Eversense®」は業界で初めてかつ唯一の完全埋め込み型CGMシステムで、現在、米国と一部の欧州市場で販売されています。他社におけるCGMシステムの多くが1~2週間の血糖測定期間であるなか、本システムは最長6か月間の連続測定が可能です。また、高い精度*1や製品寿命の向上に加えて、取り外し可能なスマート・トランスミッター*2、振動による通知機能を備えた上腕装着のアラート、直感的に使用できるスマートフォンアプリなど、糖尿病を持つ患者さまにユニークで競争力のある機能も提供しています。
Brian Hansen氏はこれまで、Tandem Diabetes Care社のチーフ・コマーシャル・オフィサーを務め、競争の激しいインスリンポンプ市場において同社製品の利用率を高め、同社を世界のマーケットリーダーに成長させました。Hansen氏は、複雑な医療・薬事規制において商業上の課題を克服することで高評価を得てきました。同社以前は、Adaptive Biotechnologies、Genoptix、Gen Probe、Thermo Fisher Scientificで経営幹部を歴任していました。また、Spotlight-AQ、Luminoah、ミズーリ大学などにおける多くの諮問委員を務めています。
PHCHDの最高執行責任者(COO)である佐藤 浩一郎は次のように述べています。「Eversense®は、糖尿病を持つ患者さまにとってのゲームチェンジャーであり、PHCグループのグローバル事業戦略と、患者さまのより快適な生活を支えることを目指すアセンシア双方において不可欠な製品です。Hansen氏はアセンシアのCGM事業をリードし、CGM市場におけるEversense®のもつ可能性や魅力を最大限に引き出してくれることを期待します。」
Senseonics社のCEOであるTim Goodnowは次のように述べています。「より多くの患者さまと医療従事者にEversense®を採用いただくことを目指し、アセンシアがCGMの専門部門を構築していることを嬉しく思います。これは、PHCHD、アセンシア、Senseonicsのパートナーシップと継続的なコラボレーションの証です。当社の最優先事項は、糖尿病を持つ世界中の患者さまにEversense®をご提供するための戦略を強化し、革新的で365日使用可能なシステムを市場に投入するための取り組みを加速させることです。Hansen氏とともに彼の幅広い業界経験を活用して、Eversense®の次なる成長が促進されることを楽しみにしています。」
アセンシア社長のRob Schummは、「この度、Hansen氏をお迎えできたことを嬉しく思います。私たちはEversense®の特長をより多くの皆さまに知っていただけるようマーケティング活動を加速しています。彼の豊富な経験が、Eversense®の可能性を最大限に引き出すことでしょう。」
Eversense®は、糖尿病を持つ患者さまのより快適な生活を支えるというアセンシアの理念において重要な推進力です。アセンシアは、世界的に有名な血糖値測定(BGM)システム「CONTOUR®」を100か国以上で販売しています。アセンシア社長のRob Schummは、現在の職務を継続しつつ、BGM事業に軸足を移します。
Senseonics社は、2024年2月末に予定されている第4四半期および2023年通期の決算説明会で、2024年上半期の見通しを発表する予定です。2024年通期の成長見通しは、アセンシアのCGM事業部長による現計画の評価後、2024年第2四半期に発表します。
(*1)Garg S.et al. Evaluation of Accuracy and Safety of the Next-Generation Up to 180-Day Long-Term Implantable Eversense Continuous Glucose Monitoring System: The PROMISE Study. Diabetes Technology & Therapeutics 2021; 24(2): 1-9. DOI: 10.1089/dia.2021.0182
(*2)トランスミッターを取り外すと、血糖値データは生成されません。
<PHCホールディングス株式会社について>
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2022年度のグループ連結売上収益は3,564億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
URL: www.phchd.com/jp
<Senseonicsについて>
Senseonics Holdings, Inc.は、独自の長期皮下埋め込み型血糖値マネジメント技術を通じて、世界中の糖尿病を持つ患者さまの生活に貢献する血糖値測定製品の開発・製造を行う医療技術企業です。Eversense®、Eversense® XL、Eversense® E3のCGMシステムは、皮下に埋め込む小型センサの上に装着するスマート・トランスミッターと通信します。血糖値データは、ユーザーのスマートフォン・アプリに5分ごとに自動送信されます。
URL: www.senseonics.com/(英語ウェブサイト)
<Eversense®について>
Eversense® E3 持続血糖測定(CGM)システムは、18歳以上の糖尿病の患者さまに対して最長6か月間、継続的に血糖変動を測定します。本システムは、糖尿病治療の判断材料として、指への穿刺による従来の測定を代替するために使用されます。CGMからの情報とキャリブレーション(計測器の正確性を確認し、正しい数値に調整する作業)や症状が一致しない場合、あるいはテトラサイクリン系の薬剤を服用している場合は、従来通り指での血糖値測定が必要となります。センサーの挿入施術及び取り外しは、訓練を受けた医療提供者が実行します。Eversense® CGMシステムは処方箋が必要な医療機器です。詳細について、患者の皆さまは医療提供者の方にご相談ください。 なお、Eversense®は現在、日本では販売されていません。安全に関する重要な情報については、こちらのウェブサイトをご覧ください。
URL: www.ascensiadiabetes.com/eversense/safety-info/(英語ウェブサイト)
<アセンシア ダイアベティスケアホールディングスについて>
アセンシア ダイアベティスケアホールディングスは、糖尿病を持つ患者さまの日々の管理を支援する、糖尿病ケアのグローバル企業です。私たちのミッションは、革新的なソリューションを通じて、糖尿病の患者さまのより快適な生活を支えていくことです。世界的に定評のある血糖値測定システム「CONTOUR®」シリーズを製造・販売し、Senseonics社製の持続血糖測定(CGM)システム「Eversense®」を独占販売しています。これらの製品は先進的なテクノロジーと使いやすさを兼ね備え、患者さまの病状管理とより快適な生活を支えています。当社は糖尿病コミュニティに信頼される一員として、医療従事者の方々やその他のパートナーと協働し、最高水準の精度と信頼性を備えた製品を提供し、コンプライアンスと高い倫理観に基づいた事業に取り組んでいます。アセンシアは、PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)とその傘下の事業子会社を総称するPHCグループのメンバーです。2016年にPHCホールディングス株式会社がBayer Diabetes Careを買収・統合し設立されました。アセンシアは、100以上の国と地域で製品を販売し、約1,300人の従業員が31の国と地域で事業を展開しています。詳細は、アセンシア ダイアベティスケアのウェブサイトをご覧ください。
URL: www.ascensia.com(英語ウェブサイト)
Forward Looking Statements
Any statements in this press release about future expectations, plans and prospects for Senseonics, including statements regarding PHC Group's building of its dedicated CGM business unit, statements regarding advancing a next-generation, 365-day CGM system to market, statements regarding growing the awareness, adoption, growth and potential of Eversense, and other statements containing the words “believe," “expect," “intend," “may," “projects," “will," “planned," and similar expressions, constitute forward-looking statements within the meaning of The Private Securities Litigation Reform Act of 1995. Actual results may differ materially from those indicated by such forward-looking statements as a result of various important factors, including: uncertainties inherent in the ongoing commercialization of the Eversense product, uncertainties inherent in PHC Group's development of a dedicated CGM business, uncertainties inherit in Ascensia's performance and other commercial initiatives, including the ability to hire, retain and effectively incentivize the dedicated CGM workforce, uncertainties in the regulatory approval process, uncertainties in insurer, regulatory and administrative processes and decisions, uncertainties inherent in the development and registration of new technology, uncertainties relating to the current economic environment and such other factors as are set forth in the risk factors detailed in Senseonics' Annual Report on Form 10-K for the year ended December 31, 2022, the Quarterly Report on Form 10-Q for the quarter ended September 30, 2023 and Senseonics' other filings with the SEC under the heading “Risk Factors." In addition, the forward-looking statements included in this press release represent Senseonics' views as of the date hereof. Senseonics anticipates that subsequent events and developments will cause Senseonics' views to change. However, while Senseonics may elect to update these forward-looking statements at some point in the future, Senseonics specifically disclaims any obligation to do so except as required by law. These forward-looking statements should not be relied upon as representing Senseonics' views as of any date subsequent to the date hereof.