ニュース11月16日(水)
PHCグループ 中期経営計画 「Value Creation Plan」を改定 ―「バリューベース・ヘルスケア」の実現加速に貢献
PHCホールディングス株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長CEO:宮﨑 正次、以下「PHCグループ」)は、このたび、PHCグループの中期経営計画「Value Creation Plan」(*1)を改定しましたので、お知らせいたします。PHCグループは、以下に示す3つの成長領域においてバリューベース・ヘルスケアへ貢献することで、更なる成長を目指します。
「バリューベース・ヘルスケア」の実現に向けた中期経営計画の策定
近年、医療費の増加や、地域・収入による医療アクセスの格差などが世界中で社会課題として顕在化する中、PHCグループはこれらの課題解決に向け、患者さんへの医療アウトカムを最大化しつつ、個々の治療に合わせて医療コストを最適化する「バリューベース・ヘルスケア」に広く貢献していきます。そのために、基盤となる既存事業の更なる強化に加え、個別化検査・診断ソリューション、デジタルヘルスソリューション、先端治療開発ソリューションの3つの成長領域に重点を置きます。
基盤領域
- 糖尿病マネジメント:血糖値測定システム(BGM)の利益水準を維持し、新興国向けの事業展開を進め、また持続血糖測定システム(CGM)等の成長領域を強化していきます。
- ヘルスケアソリューション:デジタルヘルス領域におけるサービスのクラウド化や政府主導の医療DX施策との連携を進めていきます。臨床検査サービスおよび診断薬事業では、がん・遺伝子検査などを充実し、グローバル治験やPOCTの展開を強化します。
- 診断・ライフサイエンス:省エネ性能とIoT化を追求したライフサイエンス機器の新製品開発、及び開発・製造のグローバルオペレーションの最適化を推進します。また、病理検査用機器のシェア拡大と、地域・セグメント別の販売チャネルを強化します。
成長領域
- 個別化検査・診断ソリューション:CGM拡販とPOCTの開発を強化します。
- デジタルヘルスソリューション:事業間シナジーを通じて、従業員の健康や予防医療を支援する健康経営の充実、AIで効率化した医療事務代行サービスによる医師向けソリューションを展開します。医療ビックデータを統合・分析し、医療費低減・治療効率の向上に貢献します。
- 先端治療開発ソリューション:細胞代謝分析装置や病理検査用機器の製品ライナップを拡充し、将来的にはAIを活用した病院向けの高品質・高速モデルを展開します。事業相互でもつ製薬業界の顧客ネットワークをフルに活用し、グローバルに拡販します。
中期経営目標
「Value Creation Plan」を通じて、売上高4,200億円、営業利益560億円を目指します。
昨年度に中期経営計画を策定して以来、PHCグループは、2021年10月14日には東京証券取引所市場第一部(現在、プライム市場)への上場を果たしました。このたびの「Value Creation Plan」の改定を通じて基盤領域と成長領域の両分野において成長を加速することで、「たゆみない努力で健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献する」という経営理念をPHCグループが一丸となり体現してまいります。
(*1) 中期経営計画 「Value Creation Plan」の特設ウェブサイト:www.phchcd.com/jp/about/vcp
1) 現状の事業ポートフォリオの前提
PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンスなどを持ち、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2021年度のグループ連結売上収益は3,405億円、世界125カ国以上のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。
URL: www.phchd.com/jp