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クリニック・薬局経営コラム

薬局開設時の保健所立会検査で必要な書籍や備品などについて

 薬局を開業する際、新規開業でもM&Aによる開業でも、保健所による立会検査をうけなくてはなりません。立会検査の際には、調剤薬局の施設基準を満たしているかの確認に加えて、設置しておかなくてはならない備品や書籍についても確認されます。
 この時に必要な書籍や備品は、開業後の使用頻度が少ない場合もありますが、揃えておく必要があります。今回は、薬局開設時の保健所立会検査で必要な書籍や備品について解説します。

備品一覧

 保健所の立ち入り検査時にチェックされる備品は以下の通りです。

  • ・液量器
  • ・ビーカー
  • ・メスフラスコorメスシリンダー
  • ・温度計(100℃まで測れるもの)
  • ・水浴
  • ・軟膏板
  • ・へら 金属製と角製(またはこれに類するもの)一つずつ
  • ・乳棒・乳鉢(散剤用)
  • ・はかり(感量10mg,100mgに対応できるもの)
  • ・ふるい器
  • ・メスピペット
  • ・薬匙(さじのこと)金属製と角製(またはこれに類するもの)を一つずつ
  • ・ロート
  • ・調剤台(奥行き50cm以上、幅150cm以上)

 管轄地域によって必要な数やサイズが異なる場合があるため、開業を考え始めたらなるべく早く、保健所の薬務課に相談する事をおすすめします。

書籍一覧

 立会検査で確認される書籍は以下の4つです。
 全てにおいて、ローカルデータでパソコン内に保存していたり、インターネット上からすぐに閲覧し印刷できる体制が整っていれば、書籍を購入しなくても対応可能です。

  • 【1】日本薬局方及びその解説に関するもの
  • 【2】薬事関係法規に関するもの(薬事衛生六法2020)
  • 【3】調剤技術等に関するもの(第十四改訂調剤指針)
  • 【4】医薬品の添付文書に関するもの

 特に日本薬局方についての書籍は高価です。ですが、通常業務では使用する機会はあまり多くありません。そのためおすすめなのは、PDMAのWEBサイトをブックマークしておいて印刷できる体制にしておくことです。これであれば、高くてしかも場所をとる書籍を置いておく必要はありません。
 薬事衛生関連、調剤指針の書籍については、ネット上からの取得が難しいため購入が必要となります。

その他、必要なモノについて

 上記の備品・書籍に加えて、薬局運営の指針や業務手順書を作成し、印刷してファイリングしておくことが必要です。立会い時に掲示が必要なのは、下記2点です。

  • ・薬局の管理及び運営に関する事項(管理者名、勤務薬剤師名、営業時間などが記載)
  • ・要指導医薬品及び一般用医薬品の販売制度(ただし、販売する場合に限る)

 必要なモノを事前に確認して準備万端で立会いに臨みましょう。
 スケジュールがタイトな場合が多く、再立会いが必要となってしまった場合に予定していた開設日に間に合わなくなる可能性があります。いざという時困らないように、事前の情報収集と確認をおススメします。

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